PKK解散、今後のプロセスの監視は諜報局
2025年05月14日付 Milliyet 紙


解散と武装放棄の決定を下したクルディスタン労働者党(PKK)が現場においてその決定に適切に従っているかどうかを国家諜報機構(MİT)が監視する予定だ。PKKの武装放棄を国家が承認するかは、MİT長官のカルン氏がエルドアン大統領に提出する報告書の結果に基づいて判断される。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は閣議後、テロのないトルコへ向けたプロセスに関して、「MİTと他の関係機関がいかなる想定外の事態も起こさないよう、プロセスを注視していく」と述べた。

MİTは、PKKの解散と武装放棄の決定後、プロセスを注視し、決定の実施に関わる一連の措置を監視する予定だ。これらは6月末までに完了すると見込まれている。また、トルコ、イラク、シリアにおいてPKKが武装を放棄する拠点も特定された。

■武装放棄に関する報告書

武装放棄の手続きは、それぞれの国において、当該国とともに構築されたメカニズムによって管理される。PKKの関連組織が存在するイラクとシリアでは、MİTが現地の政府と協力し、武装放棄の監視を行う。一方、トルコ国内においては、その管理はMİT単独で担うことになる。国家がPKKの武装蜂起を正式に認めるかどうかは、MİT長官のイブラヒム・カルン氏がエルドアン大統領に提出する報告書の結果に基づいて決定される。

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( 翻訳者:橋本響 )
( 記事ID:60143 )