大学入試一斉テスト、成績一番の学生インタビュー
2025年07月19日付 Milliyet 紙


ガズィアンテプのオズルユルトセヴェン一家は、以前には高校入学統一試験(LGS)、今回は大学入試一斉試験(YKS)で、トルコ一番の成績をたたき出した。地元で教師をしているアフメト・ケマルさんとオズヌルさんオズユルトセヴェン夫妻の息子アフメト・エレン・オズルユルトセヴェン君はニズィップ理系高校の学生である。今日公開された大学入試一斉試験で、基礎技能試験(一次試験)と、応用技能試験(二次試験)の数学で、満点を取りトルコでトップとなった。

ガズィアンテプのニズィップ郡では、以前子供のひとりが中学入試一斉試験で全国一位となった教師一家では、もう一人が今度は大学入試一斉試験で満点をとって両親を喜ばせた。

地元で教師をしているアフメト・ケマルさんとオズヌルさんオズルユルトセヴェン夫妻の三人の子供のうち次男で14歳のメフメト・ケレム君は、中学入試一斉試験で満点を取りトルコで一位となった。

一家の長男で、ニズィップ理系高校の学生であるアフメト・エレン・オズルユルトセヴェン君は、今日公開された大学入試一斉試験で、一次試験と、二次試験の数学で満点を取りトルコで一位となった。

◾️この成功を心待ちにしていた

会計とファイナンスを教えている、父のアフメト・ケマル・オズユルトセヴェンさんは、アナトリア通信社のリポーターに、夫妻はたいへん幸せだと話した。子供達を誇りに思うと話す父のオズユルトセヴェンさんは、「この成功を待っていました。息子を誇りに思います。アッラーがこの子達の努力に報いられたのです。この子達が、学校生活を始めて以降、素晴らしい生徒になるのは明白でした。子供達は来る日も来る日も勉強し、先延ばしにせず、適宜日々の授業の勉強を続けていました。成功は自ずとやってきたのです。」と語る。

◾️幸せで誇りに満ちている

小学校教師の母のオズヌル・オズユルトセヴェンさんも、アフメト・エレン君が、小学校の時から規則的、計画的に努力してきた子どもだったと明かす。
この日が素晴らしいニュースと共に始まったと言う母オズヌルさんは以下のように話す。

「実際のところ、期待はしていましたがそれでもやはり嬉しい驚きでした。子供達はみんな、規則的、計画的に勉強しています。私達も、この環境を保つためにできる限りのことをしました。幸せで、誇らしいです。朝早く、素晴らしい知らせで目を覚まし、大変興奮していました。まず、郡の教育長、ジェンギズ・ギュンディシュ先生に電話してこの素晴らしいニュースを報告しました。大変幸福です。その後、家族、友達、親戚、先生方に電話してみんなでこの喜びを分かち合いました。子供達にとても感謝しています、私たちの苦労に報いをもたらしてくれたのですから。」

◾️「トルコで一位は想像以上だった」

アフメト・エレン君も一位になったことを大変喜ばしく感じていると明かす。
この成功を規則的に学習を継続していたことが功を奏したと説明する当人は、以下のように話した。

「良い結果を待っていたのですが、トルコで一位は期待以上でした。家族、先生がたのためにとても嬉しいです。常日頃から、高校の最初から、規則的な勉強を心がけていました。勉強をしすぎるということは一度もありません。常にきちんと調整して、規則的に前に歩んできました、もちろん、今年に関してはピッチを速めていましたけれど。最近は、挑戦の連続でした。より実力を強固なものにする必要があったため、個人授業を受けました。小学校の頃から父と母が教師である理由でとても規則的な生活を送っていました。睡眠もしっかり摂っていたので、いつも集中力が欠けることもなくストレスもなく良い成績を取っていました。」

◾️チャンピオンからのSNS勧告

アフメト・エレン君は、若者たちがSNSに多くの時間を費やしていることに言及し、受験生たちに次のような勧告をした。

「SNSを今年は強制的に手放しました。実際僕は、SNSの使い過ぎている人たちのひとりではありません。友達の多くは危険な状態だったのを目撃しましたが、僕はSNSにのめり込みませんでした。これから試験を受ける人たちには、SNSにはのめり込まないようにすることをお勧めします。」

◾️夢はコンピューター・エンジニア

目標を達成して、誇りにあふれている様子の彼は、
「僕の目標は小さい頃からエンジニアでした。中学校の時からはコンピューター・エンジニアに決めました。いい大学でコンピューターエンジニアリングを学びたいです。自分自身をこの分野で成長させて、ソフトウェアとコンピューターの分野で良いキャリアを築き上げていきたいです。」と話した。

中学入試一斉試験で国内一位だったメフメト・ケレン・オズユルトセヴェン君は、今年始まってからの目標はトルコで一位になることになった、と明かした。

兄と共に誇りを感じたと口にするメフメト・ケレン君は、
「目標を達成したのでとても満足しています。僕のために尽力してくださったすべての先生方、支えてくれた家族に大変感謝しています。兄が良い結果を出して、とても嬉しいです。もし僕たちのうちの一人が幸せで一人が悲しくなっちゃったら、素直に喜べなくなってしまいましたから。今は二人で喜びに浸っています。」というように表現した。

一家で一番小さい、三男で12歳のアリ・エルデム・オズユルトセヴェン君も、お兄さんたちの歩んだ道に自分も進みたいと述べた。

◾️YKSの受験者らの回答用紙が開示される

一方で、大学入試センター(ÖSYM)は、大学入試一斉試験(2025年よりYKS)回答用紙と受験者回答をアクセス可能にした。ÖSYMがインターネットシステム上で行った通知によると、6月21日に2025年度大学入試一斉試験の基礎能力試験(TYT)、22日に分野能力試験(AYT)と外国語試験(YDT)の受験者らが設問へ答えた回答と、試験問題の正答とともに評価結果が"https://ais.osym.gov.tr" のインターネットアドレスにて10日間閲覧可能となる。

受験者は、まず国民身分証番号とパスワードを入力してページに入り、関係する試験と「回答用紙を見る」画面を選ぶ。すると試験で使用した回答用紙の画像、マーク、マークを光学文字読み取り装置で読むことで自分の回答がわかり、公式の正答を見ることができる。

さらに、受験者の回答と回答のカギが公開されているフォーム上にある問題番号をクリックすると、各問題用に開かれる新しいウィンドウで、設問、問題の選択肢と正答とともに、受験者自身が選択した回答を見ることができる。

関連するページでは、受験者のテストでの合計の正答数、誤答数、空欄回答数とともに素点も見ることができる。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:木村沙帆 )
( 記事ID:60501 )