私立大学学費、大幅値上げ!医学550万円、工学・法学・ビルケント大全学部350万円
2025年07月22日付 Medyescope 紙
私立大学の学費引き上げは家計を圧迫する事態となっている。2025-2026年度の学費の値上げ率は39-81%の間で変動している。最も高い上昇値となったのは医学部と歯学部であった。
医学部の学費は550万円にまで上昇した。バシュケント大学での値上げが著しく、昨年300万円であった医学部および歯学部の学費は、80%上昇して550万円となった。
■ビルケント大学とTOBB 経済技術大学は50%の以上の値上げ
ビルケント大学の全学部では学費統一方式を採用している。昨年225万円だった学費は今年53%上昇し350万円となった。大学はこの学費の値上げを全学部に適応させた。
TOBB 経済技術大学は医学部で55%の値上げを行った。300万円であった学費は425万円となった。大学の他学部でも同様の増額がなされ、220万円から340万円まで上げられた。
■私立大学の間で値上げ競争が始まった
アジュバデム大学医学部でも学費の大幅な値上げが行われた。昨年50%の奨学金込みで270万円だった学費が、今年は425万円に引き上げられた。薬学部の学費は350万円とされた。
イズミル・トゥナズテペ大学では医学部と歯学部の学費が350万円を超えた。ロクマン医科大学では健康科学分野で学費が45.8%上がった。医学部では220万円から320万円になった。
■法・工学部
法学部で最も値上げがなされたのはアンタルヤ科学大学である。140万円であった学費は81%増額し250万円となった。この増額は私立大学のなかで最も高い引き上げ水準といえる。
バシュケント大学の心理学部、法学部、工学部では60%の増額がなされ、学費は350万円台に上った。チャンカヤ大学は、全学部間で一律に値上げを行った。
■工学部では360万円を突破
チャンカヤ大学は2025-2026年度について思い切った決定を下した。全学部において学費を69%増額し、210万円から350万に引き上げた。
TED大学は学部ごとに異なる。英語教育学部は52%引き上げ、200万から300万円に増額された。心理学部、工学部では220万円から330万円になった。
■ウフク大学ではバランスを保った増額
ウフク大学は他大学よりもより穏健な方針をとった。教育学部、科学文学部、法学部の学費を39%上げ、195万円から270万円となった。職業高等学校のプログラムでも同様の値上げ率を適用した。
MEF大学では一部の工学学科で79%の増額が行われた。この増額で350万円を突破した。工学部の学生たちは医学部の学生たちに近い学費を払うことになる。
私立大学での学費の値上げが家計を圧迫することになった。高い学費によって多くの家庭は教育の計画を再考しなければならない状況におかれるだろう。
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( 翻訳者:安孫子織絵 )
( 記事ID:60522 )