イスラエル:米「アマゾン」社の労働組合代表がイスラエル軍による拘束・暴行を受ける
2025年07月29日付 al-Quds al-Arabi 紙


■米国メディアの沈黙は、イスラエル占領軍による労働組合リーダーのクリス・スモールズ氏への拘束と暴行に関する疑念を生じさせる

【ワシントン:本紙】

イスラエル占領軍は先週の土曜日、飢餓に苦しむパレスチナ人への供給物資を積んでガザ地区へ向かおうとしていた、自由船隊連合に属する船舶「ハンザラ」を急襲した。同軍はその際、連合が写真や動画によって記録した衝撃的な光景のなかで、手を挙げていた21人の活動家を拘束した。

拘束された人々のなかは、2022年にサタテン島区におけるアマゾン社の労働組合設立の成功における指導的役割で知られたクリス・スモールズ氏がいた。米国のジョー・バイデン前大統領は同年、同労働組合の組織化戦略について協議するために同氏をホワイトハウスに招待していた。

月曜日には、スモールズ氏は単に拘束されただけでなく、イスラエル占領軍の兵士らによる激しい殴打にさらされたという詳細が明らかになった。

自由船隊連合は同氏のインスタグラムのアカウントを通して、「米国人の人権擁護者クリスチャン・スモールズ氏は、イスラエルの交流施設に到着したときに制服を着た7人の兵士から身体的暴行を受けた。首を絞められ、足を蹴られ、首を背中にはっきりと暴行の跡が残っている」ことを確認した。

ウェブサイト「コモン・ドリームズ」によると、アマゾンの労働組合がその支部の一つとなった「チームスター」連合を統率するショーン・オブライエン局長は今日にいたるまで、スモールズ氏の拘束について声明を発表していない。

(後略)

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( 翻訳者:荒木七海 )
( 記事ID:60573 )