外交政策の分野でスポーツ外交を活かすために実施;イランオリンピック委員会会長と我が国の外務省幹部及び大使らが会合
2025年07月25日付 Jam-e Jam 紙
外交政策の分野でスポーツの可能性をより活用するための、イランオリンピック委員会会長と我が国のアッバース・アラーグチー外務大臣との会談の後、同委員会会長マフムード・ホスラヴィーヴァファー氏の出席のもと、我が国の外務省幹部及び各国の赴任地に向かう大使らの合同意見交換会議が行われた。
【ジャーメ・ジャム電子版】イランオリンピック委員会広報部によると、会議の冒頭でイランオリンピック委員会のマフムード・ホスラヴィーヴァファー会長は、外務省並びに各国のイラン大使館による、様々な国際大会に派遣されたチームへの支援に対する歓迎と感謝の意を表しつつ、外務省及びイラン・イスラーム共和国の各国における公館並びに大使館の国際舞台での派遣スポーツチームを支援する役割に言及した。また、広報文化外交を推進する上でのスポーツにおける未知の可能性を強調し、「多くの分野で、こうした可能性がまだ見落とされている」と述べた。
イランオリンピック委員会会長は次のように続けた。「スポーツは国家間の交流・関係拡大にふさわしい役割を有しており、各国の国内オリンピック委員会はこの領域において重要な地位にある。なぜなら、オリンピックやアジア大会、国際大会といった国際競技大会の開催にともない、開会式に出席する各国の高官を目にしているからだ。このことは、選手の士気向上とは別に国家間の友好・交流を深める動機となっている。大使館もまたこうした可能性に注目すべきであり、私たちもこの分野であらゆる協力を行う準備を整えている」
続いて、イランオリンピック委員会及び外務省と各国との現在の関係が議論の対象となり、我が国のオリンピック委員会と各国の国内オリンピック委員会との間で調印され、締結された覚書の写しが各大使に渡され、二国間の外交関係強化と共同計画策定に活用されることが決まった。
教育分野での人的資源の可能性、特定の競技におけるスポーツ知識向上合同コースの開催、合同合宿の開催、特定の競技におけるコーチの派遣、合同トーナメントへの参加、主要な国際イベントの主催、双方のスポーツ施設の活用、これらは指摘された事項の一部であり、重点的な取り組みが可能な事案である。
この会議には、アブドッラー・ソフラービー氏(イランオリンピック委員会会長の国際担当顧問)、アミールホセイン・ガリーブネジャード氏(外務省外交センター副所長兼駐クロアチアイラン大使)、モハンマドサーデク・ファズリー氏(駐ポーランドイラン大使)、アッバース・ナヴァーザーニー氏(元駐ジンバブエイラン大使)、アミール・ホセイン・ホセイニー氏(現駐ジンバブエイラン大使)、ヘンマトパナーフ氏(駐タンザニアイラン大使)、セイェド・ファリード・ファッターヒヤーン氏(同委員会会長国際担当顧問)、アーテフェ・エスラーミヤーン氏(同委員会国際部長)が出席した。
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( 翻訳者:KM )
( 記事ID:60581 )