イスラエルに対する世界的なアカデミック・ボイコットの波
2025年06月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルに対する世界的なアカデミック・ボイコットの波がエスカレート
【ナザレ:本紙】
パレスチナ・イスラエル研究センター(マダール)の報告書によると、ガザ地区に対する戦争が開始して以来、イスラエルの大学や高等教育機関に対するアカデミック・ボイコットはエスカレートし続けている。
報告書によると、公式データは、戦争ぼっ発以来、イスラエルの大学における外国人留学生の数は約50%減少し、学術論文の公刊量は21%減少していることを明らかにしている。
これは科学技術委員会とクネセトの教育・文化・スポーツ委員会の合同会議で発表されたもので、公式声明によれば、その際「戦争ぼっ発以来、世界中でアカデミック・ボイコットの波が押し寄せた結果、イスラエルの高等教育システムにもたらされた損害の程度が憂慮すべきレベルに達した」ことが取り上げられたという。
委員会のメンバーは次のように述べた。「我々は真の危険のなかに置かれている。イスラエルに対する態度の変化を伴うアカデミック・ボイコットの波は、イスラエル国家の学術的・国際的地位を傷つけるかもしれない。国内で流布している言説とは裏腹に、我々の誰もが『反ユダヤ主義』だと言って責任から逃れることができるわけではない。目を覚まさなければ、技術大国からココナッツとサンダルの大国になってしまう。イスラエルの研究者が孤独であると感じないよう、国家が最前線に立たなければならない」。
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( 翻訳者:盛永那菜 )
( 記事ID:60608 )