■初期医療機関が、巡礼希望者に健康証明書の発行を開始

【ドーハ：カタール通信社】

初期医療機関（Primary Health Care Corporation）は、今シーズンの巡礼希望者に対して「医学的に適格」であるとする健康証明書の申請受付を開始したと発表した。これは、ワクフ・イスラーム省と協力して行われている。

同機関は、自分たちがカタールで唯一この証明書を発行する権限を持つ機関であると強調し、10月31日までこのサービスを電子的に提供する準備が完全に整っていると保証した。

同サービスは、電子ファイルシステム・セーナー（Cerner）を通じて電子化するよう提供開始・開発され、手続きの迅速さと正確さを保証し、医学評価結果を直接かつ安全にワクフ・イスラーム省に届けることができるようになっている。またそれは、サウジアラビア王国の保健省とカタール巡礼使節団によって承認された基準に準拠している。

同機関によると、証明書の取得を希望する申請者は、同機関に属するすべての家庭医療クリニックで、一週間休みなく毎日、午前午後、事前予約または当日受付問わず受け付けしてもらえる。

さらに同機関は、関係当局によって健康上の適格基準が定められていると述べ、巡礼者は複雑な医学的症状を持っていないことが求められている。それらの症状には、主要臓器（心臓・肺・肝臓・腎臓）の機能不全、認知や行動に影響を与える神経的または精神的障害、認知症、妊娠後期や高リスク妊娠、さらに発症中の感染症や治療中のがんなどが含まれる。

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（ 翻訳者:平松みの里 ）
（ 記事ID:60859 )