ガザ:ネタニヤフ首相がトランプ氏主導による停戦プランの条項修正を希望
2025年09月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヘブライ語メディア:ネタニヤフ首相は米国政府による停戦計画の条項の修正を望んでいる
【エルサレム:アナトリア通信】
イスラエルメディアは土曜日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、米国のドナルド・トランプ大統領との会談に先立ち、ガザ地区で2年間続く戦争を終結させるための「ワシントンの計画」の条項の一部を修正したいと考えていると伝えた。
イスラエルの『イェディオト・アハロノト』紙は、匿名のイスラエル当局者らの発言として、「イスラエル政府はトランプ大統領による21項目から成る計画を実行に移す可能性が高い。その中にはハマースとの捕虜交換取引も含まれる」と報じた。
同当局者らによれば、「米国の計画のほとんどは受け入れ可能で、むしろイスラエルに適しているとみなされている。しかしネタニヤフ首相は、トランプ氏との会談前に一部の修正を望んでいる」のだという。
ネタニヤフ氏は、来週月曜日、国連総会に出席するため訪米中のニューヨークでトランプ大統領と会談する予定である。
トランプ大統領は火曜日、ニューヨークでの国連総会におけるアラブ・イスラーム諸国の首脳との会合で、ガザ戦争終結に向けた21項目の計画を提示していた。
イスラエル民放「チャンネル12」によると、この計画には、ハマースを含まない「戦後のガザ統治機構」の設立のほか、パレスチナ人とアラブ・イスラーム諸国の兵士による共同治安部隊の創設が盛り込まれている。
さらに、アラブ・イスラーム諸国による資金でガザ地区の再建と行政運営を行い、パレスチナ自治政府がその一部に参加することも含まれる。
「チャンネル12」は同様に、ネタニヤフ氏に近い人物が「ガザ戦争に対するトランプ氏の口調に変化があった」と話しており、トランプ氏がネタニヤフ氏に「戦争終結の明確なタイムラインを求めるだろう」と指摘した。
(後略)
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( 翻訳者:秦智子 )
( 記事ID:60871 )