フランス:86の自治体が内務省の禁止方針に反してパレスチナ国旗を掲揚
2025年09月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
■フランスの86自治体、内務省の禁止方針にもかかわらずパレスチナ国旗を掲揚
【パリ:本紙】
フランス内務省は月曜日、パレスチナ人への連帯の広がりを象徴する動きとして、全国86自治体(コミューン)が政府の禁止令に反し、建物にパレスチナ国旗を掲揚したと発表した。
フランスのチャンネル「BFM」は、公共の建物にパレスチナ国旗掲揚することに関するいかなる公的行為を禁止するよう市長らに明確に指示がなされていたにもかかわらず、全国34,875自治体のうち86自治体が同国旗を掲揚したと報じた。
この動きが見られた都市には、ナント、サン=ドニ、スタン、リヨンなどがあり、この報告によりと、他の自治体も月曜日の夜に国旗を掲揚する準備を進めているという。
こうした動きは、月曜日にニューヨークで開幕した、世界の指導者らが多数参加する第80回国連総会で、フランスがパレスチナ国家の正式承認を発表する準備を進めている一連の流れのなかで起こった。
フランスの今回の動きは、英国、カナダ、オーストラリア、ポルトガルがパレスチナ国家の承認を発表した翌日に起こったもので、これによりパレスチナ国家を承認した国連加盟国は193か国中153か国となった。
ルクセンブルク、サンマリノ、ベルギー、アンドラ、マルタなど、他の国々も承認に加わると予想されている。
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( 翻訳者:佐藤百合香 )
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