一番の金食い虫は「大統領府」
2025年10月03日付 Cumhuriyet 紙
共和人民党(CHP)イスタンブル選出の国会議員であるエヴリム・ルズヴァンオール氏は、2025年の政府予算が8カ月間実行されたことに関連して行った評価で、「最も早く予算を飲み込んだのは大統領府だった。大統領府のプログラムは8カ月で予算を使い切った。プログラムの分類によると、大統領府に割り当てられた70億6,614万6,000TLの予算の内、96%をたった8カ月で使い切った。」と述べた。
イスタンブル選出の共和人民党の国会議員であるエヴリム・ルズヴァンオール氏は、2025年の政府予算のプログラムが分類され、8カ月間実行されたことに関する評価を書面で行った。「最も早く資金を飲み込んだ機関は大統領府であった。大統領府のプログラムは8カ月で予算を使い切った。」とルズヴァンオール議員は語り、災害と依存症対策プログラムの予算の執行が進んでいないと指摘した。
■「大統領府は、プログラムに割り当てられた予算を既にゼロにした。」
ルズヴァンオール議員は、「プログラムの分類により、大統領府は割り当てられた70億6,614万6,000TLの予算の内、96%をたった8ヶ月で使い切った。つまり、最も早く資金を飲み込んだ機関は大統領府だった。私たちの国は、ほぼ毎日地震に見舞われている。しかし、「都市計画とリスクに基づく一体的な災害管理」に割り当てられた4,262億5,249万1,000TLは29%、「森林と自然の保護、持続可能な管理」に割り当てられた370億9,129万9,000TLの予算は57%、「依存症対策」のために割り当てられた118億9,748万5,000TLの予算はというと僅か18%が執行された。つまり、国の最も緊急性が高い問題のための予算の執行が保留されているときに、大統領府のプログラムに割り当てられた予算は既にゼロになっていた。」と語った。
ルズヴァンオール議員は、若者が職に就かず、希望を持たず、他国へ移住するようになっているが、「若者」プログラムのために割り当てられた112億5,629万5,000TLの予算の内、僅か58%が執行されたと指摘し、「この状況は、政権が若者たちをカウントしていないこと、将来の懸念に目を向けていないことを示している。災害対策のための資金が待たされている一方で、依存症に抗う運命が諦められている一方で、若者と森林が無視されている一方で;大統領府のプログラムの予算が8カ月で底をつくことは偶然ではない。これは、完全に政治的な選択である。公正発展党(AKP)政権は国民ではなく、大統領府を守っている。」と述べた。
■「私たちは国民の予算を守っている」
エヴリム・ルズヴァンオール議員は、共和人民党が国民のために予算が執行されるよう守ると述べ、「災害への備え、若者の未来、自然の保護ではなく、大統領府の浪費が優先されたこの順番を私たちは受け入れない。国民の税金を大統領府の金庫ではなく、国民の食卓に持っていく。」と述べた。
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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:60941 )