イスラエル:刑務所内で苛烈な環境に置かれたパレスチナ人捕虜らの写真がリークされる
2025年10月23日付 al-Quds al-Arabi 紙
■パレスチナ人捕虜がイスラエルの刑務所内で置かれた苛烈な状況を示す写真群が公開
【テルアビブ:アナトリア通信】
イスラエル治安部隊の隊員らが、ネゲブ地方(南部)にある「ケツィオット」刑務所でパレスチナ人捕虜を虐待している様子を捉えた動画が拡散されている。動画には、彼らが苛烈かつ屈辱的な方法で収容されている様子が映し出されている。
ヘブライ語ウェブサイト「キカル・ハシャバット」は、「膨大な記録」と称する写真群を公開した。それらの写真には、同刑務所内部の様子が写されており、パレスチナ人捕虜が屈辱的に扱われ、厳しい検査措置を受けている様子が捉えられている。
同サイトによれば、イスラエル人カメラマンのハイム・ゴールドバーグ氏が2025年2月に、イスラエルで最大の刑務所である同刑務所に入り、同氏いわく「治安囚の生活」とされるものを記録したという。
同サイトは、写真に映っていた捕虜らのなかには、ガザ地区におけるすべての生存するイスラエル人捕虜および遺体の引き渡しを含む、直近の捕虜交換協定のもとで釈放された者もいると指摘した。
このレポートによれば、イスラエル当局が最近、独房や運動場で撮影されたパレスチナ人捕虜の写真や映像の公開を許可したと主張した。
ヘブライ語サイトに公開された写真群には、パレスチナ人捕虜が苛烈かつ屈辱的な状況に置かれていることが示されている。なかには、著しく閉鎖的な生活空間や厳格な身体検査を示すもの、また手錠をかけられ、あるいは地面に座らされている姿など、人間の尊厳を損なう扱いを示すものもある。
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( 翻訳者:MUHAMMAD AZKA MUSASHI )
( 記事ID:61058 )