建国記念日に不敬―アタテュルク肖像をクーラー室外機の陰に
2025年10月29日付 Cumhuriyet 紙
10月29日の共和国記念日のために、ゾングルダク県庁に掲げられたアタテュルクのポスターが、式典の前に掲げられていたところから取り外され、建物のエアコン室外機の後ろに押し込まれた。市民の反発を受け、ポスターは再び適切な形で掲げなおされた。
ゾングルダク県庁の建物の三つの側面には、10月29日の共和国記念日にちなみ、アタテュルクとレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領のポスター、そしてトルコ国旗が掲げられた。
しかし、県庁前で13時に始まる公式式典の準備が行われている際、アタテュルクのポスターが掲げられていた場所でまとめられ、建物のエアコン室外機の後ろに押し込まれたことが注目された。
■「我らのアタテュルクに対するこの無礼を受け入れない」
状況に気づいた市民たちは「アタテュルクから何を望んでいるんですか?共和国を築いた我らの父(アタテュルク)に対する無礼を受け入れません。これはスキャンダルです」と抗議した。
市民がこの状況を県庁の特別秘書室に伝えたところ、職員たちはアタテュルクのポスターを正しい形に直した。
■公式声明は出されず
この出来事に関して、県庁側からは何の公式な説明も行われなかった。
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( 翻訳者:橋本 響 )
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