ガザ:イスラエルが生存者を「死亡者」として公表する虚偽キャンペーンを展開
2025年10月29日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ガザ政府広報局:イスラエルは、生存している人々の名前を「殉教者」として公表するという虚偽を続けている

【ガザ:アナトリア通信】

ガザ政府報道局は水曜日、イスラエルが過去24時間の攻撃で殺害したと主張して公開した、26名の名前を含むリストについて、実際にはそこには、架空の、非アラブ人の、あるいは生存している人々の名前が含まれていたと述べた。

これは同局が声明のなかで明らかにしたもので、イスラエル軍のアヴィーハーイ・アドライ報道官が「テレグラム」上に公表したリストへのコメントとして出された。同リストでは、過去数時間以内に「パレスチナ抵抗」勢力の指導者らが殉教したと主張されていた。
 
ガザ政府報道局は声明のなかで、「イスラエル占領当局は、真実を歪め、虚偽を広める組織的なキャンペーンを続けており、それによって自らがガザ地区の民間人に対して行っている継続的な犯罪を覆い隠そうとしている」と述べた。

また、イスラエル軍が「26人の名前と21枚の写真を含むリストを公開し、それが自軍による最新の攻撃で殺害された人々のものであると主張した」ことが明らかになった。
 
報道局は続けて「精査の結果、リストには、パレスチナの公式記録に存在しない3つの誤った非アラブ人の名前が含まれていたほか、実在しない架空の名前も含まれていた。そのうちの一部には、意図的に写真がまったく添付されていなかった」と述べた。
 
また声明によれば、そのリストには「攻撃対象地域にはそもそもいなかった、死亡したわけでもない4人の名前」も含まれており、彼らは生存していることが明らかになったという。

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( 翻訳者:東上健太郎 )
( 記事ID:61082 )