女性・家族問題担当副大統領:いかなるイラン人も排除されたと感じたり無視されたと感じたりすることがあってはならない| 経済活動に従事している女性はわずか14%(2)
2025年11月05日付 Jam-e Jam 紙
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ザフラー・ベフルーズアーザル女性・家族問題担当副大統領は、女性管理職のエンパワーメントの重要性に触れながら、次のように発言した。「女性たちの声を聴くためには、はじめに全ての管理職および責任者の能力を伸長させなければならない。≪指導者としての管理職≫の研修コースは、人事の分野における最も進歩的な能力強化プログラムであり、不用意に判断することなく、かつ問題についての深い理解を伴いながらいかに効果的に声を聴くかを管理職に教える。指導者であることを軸にしつつ人間中心の見方を持っている者が、新たな管理職の在り方を切り拓いていくことになるだろう」
同女性・家族問題担当副大統領は、次のように続けた。「この研修コースは、女性管理者たちのニーズに見合った形で設計されており、内務省における男性管理職のエンパワーメントに向けたモデルにもなりうるものだ。指導者であることに軸を置いた管理者は、組織の指導に加えて、個人の成長や文化的・社会的な発展にも寄与するだろう」
同氏は、女性の経済および政治分野に存在している溝について触れながら、次のように説明した。「大学入学者の60%以上を女性たちが占めているにもかかわらず、女性のうちわずか14%しか経済活動に従事していない。さらに、イラン国会[イスラーム評議会]の290議席のうち、女性が占めているのはわずか14議席である。地方議会選挙においても、女性の割合は10%未満となっている。諸都市が母のように優しく家族を軸として女性高齢者子供を守る空間に代わるために、これらの割合が高まるよう努力しなければならない」
ベフルーズアーザル副大統領によると、この研修コースは、女性たちが将来の業務管理や選挙関連分野において存在感を高めるきっかけになりうるものであって、ジェンダーの公正さと恒久的な発展の道筋を継続するために、これらの研修は全国に拡大されるべきである。
副大統領はさらに、内務省女性センター所長を選挙対策本部のメンバーとして任命したことを、統治における女性の役割を政府が確信している証だとみなしているとして、次のように発言した。「女性の政治参加は、それが候補者としてであれ、有権者としてであれ、我々にとって優先されるべき事項である。教養を身につけかつ文化的な女性たち、大学関係者、教員、医療従事者、社会活動家の女性たちを認めて政治領域に効果的に参加するよう奨励しなければならない」
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( 翻訳者:MA )
( 記事ID:61188 )