コラム:アラブ世界のジャーナリズムが直面する厳しい現実
2026年07月27日付 al-Quds al-Arabi 紙


■なぜアラブ世界のジャーナリズムはこれほど厳しい現実に直面しているのか

【本紙】

アラブ世界のジャーナリズムは極めて厳しい状況に置かれている。これは、インターネット時代の到来や従来型メディアの重要性低下など、複数の要因を反映したものなのかもしれない。しかし実際には、アラブ諸国のジャーナリズムは世界でも類を見ないほど深刻な衰退に直面しており、欧米諸国や先進国の方が、はるかに良好な状況にある。

アラブ諸国と欧米諸国の報道環境には、おそらくただ一つの決定的な違いがある。それは自由であり、それ以外の何ものでもない。インターネットの登場や社会全体の意識の変化、人々がニュースを探す際の行動様式の変化といった自然な要因は、世界全体に共通するものであり、アラブ諸国だけに限られた現象ではない。したがって、こうした要因に責任を帰すのは、決して正しいとは言えない。

ほんの数か月前、英国の新聞『フィナンシャル・タイムズ』は創刊138周年を迎えた。この長い年月の間に、世界では政治、経済、社会、文化、技術の各分野でさまざまな変化が起きてきたが、同紙はいまなお発行を続け、ロンドンをはじめとする各国の首都で毎日印刷・配布され、多くの利益を上げている。

(後略)

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( 翻訳者:加藤和香奈 )
( 記事ID:61203 )