シリア:シャルア大統領によるホワイトハウス訪問
2025年12月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■アフマド・シャルア大統領によるホワイトハウス訪問…関係改善の光と残る火種
【ニューヨーク:本紙】
11月6日、国連安全保障理事会が決議第2799号を採択し、シリアのアフマド・シャルア大統領とアナス・ハッターブ内務大臣の名を、テロ関連人物して掲載された名簿から抹消したことで、かつて彼を同リストに分類し、逮捕または逮捕を容易にする者に対して1,000万ドルの懸賞金まで設定していた国が、彼を高位の賓客として迎えるうえでのあらゆる「気まずさ」は取り除かれた。
実際、ホワイトハウスは今月10日の先週月曜日、約80年ぶりにワシントンで初めてシリア大統領を迎えた。もっとも、この訪問が、長年にわたり緊張が続いてきた両国関係の改善を意味するとはいえ、関係の全面的な正常化、制裁の全面解除、「シーザー法」の廃止は、いまだ完了していない。
シャルア新政権は、シリアに対する固定観念を変えようとし、(シリアの主権に対する度重なる侵害があるにもかかわらず)西側の潜在的同盟者として、さらにイスラエルという体制に対して融和的であるかのように自らを提示しようとしている。しかしシャルア大統領に突き付けられた「要求事項」の一覧はまだ終わっていない。ただ、変化は始まっており、私はそれがここで止まるとは思わない。
政治学教授であるマーク・リンチ氏は『フォーリン・ポリシー』にこう書いた。「ワシントンと地域の同盟国は、アサド後のシリアを自分たちの陣営に強力に統合することを通じて、地域秩序に対する前向きな再評価を定着させる好機を見ている」。
この公式訪問は、米国メディアで広範な報道を受けた。トランプ政権支持の新聞は訪問を取り上げ、それを大統領の歴史的成果の一つと見なした一方で、多くの新聞・メディアは、少数派の人権や、シリアにおける長期にわたる紛争の歴史に関わる論点を提起した。
ここで、訪問に関するメディア報道の主要な軸を指摘できる。
『ワシントン・ポスト』と『ロイター』は、それぞれの報道で、この訪問が長い不在のすえの国際舞台へのシリアの復帰を意味し、またホワイトハウス訪問が米・シリア関係の新たな時代を開いたとした点に焦点を当てた。両通信はさらに、(議会の判断を待つ限られた期間であれ)対シリア制裁の一部解除と「シーザー法」条項の一部緩和が、投資家のシリア回帰を容易にし、金融・商業取引を円滑にするだろうと指摘した。
(後略)
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( 翻訳者:門野陽飛 )
( 記事ID:61298 )