米のイランへの制裁課税、トルコへの影響は?
2026年01月13日付 Cumhuriyet 紙


アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領がイランと貿易を行っている国に向けて関税を課すと発表し、国際貿易に新たな議論を巻き起こした。決定後、イランの主な貿易国と対外貿易構造が再度話題となった。

アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領は、イランと貿易を行っている国々はアメリカと貿易をする際に25%の割合で関税を払うことになると発表した。トランプ大統領は、その決定が即座に発効したと述べる一方で、実際の運用がどのように行われるのか、特定の産業・国・期間に対して免除がされるのか否かに関する詳細を明らかにしなかった。

この発表の後、イランの対外貿易関係と主な貿易国が再度話題となった。

◾️イランの国外貿易ネットワーク

石油輸出国機構のメンバーであるイランは、世界銀行のデータによると、2022年147カ国へ輸出を行った。イランの主要な貿易国として、中国、東アジアの様々な国、イラク、UAE、トルコ、ドイツが挙がる。

ロイターが今日公表したデータ記事によると、イランの対外輸出では燃料製品が最大のシェアを形成しているのに対し、輸入では中間財、青果物、機械・備品が際立っている。

◾️中国はイラン最大の貿易国

中国はイランの最大の貿易国として位置付けられている。世界銀行のデータによると、イランが中国向けに行った輸出は220億ドルにも上り、その半分以上は燃料が占めていた。同年中国からの輸入は150億ドルであると記された。

データ分析企業Kplerのデータによると、2025年、中国はイランから出荷された石油の8割以上を購入した。イランが核開発計画を進める資金の獲得を阻止しようとアメリカが制裁を課したため、イラン産の石油を購入する国の数は限られていると明らかにされている。

◾️インドとの貿易

インド貿易省のデータによると、イランとインド両国間の貿易規模は、2025年の最初の10か月間で13億4000万ドルとなった。インドのイラン向けの輸出では、バスマティ米、果物、野菜、薬やその他の薬品が主であった。

◾️トルコとの貿易規模

世界銀行のデータによると、イランのトルコ向け輸出は2022年時点で58億ドルに達した一方、トルコからの輸入は61億ドルとなっている。

一方トルコ統計局(TÜİK)のデータによると、2025年の11ヶ月間で、トルコのイラン向け輸出は27億ドル、イランからの輸入は23億ドルになった。トルコの2024年の天然ガス輸入の13.5%はイランからのものであった。

◾️ドイツ、韓国、日本

イランの対ドイツ輸出は、2022年時点で1億7800万ドル程度であった一方で、ドイツからの輸入は19億ドルに上った。

大韓貿易協会のデータによると、韓国のイラン向け輸出額は2025年1月〜11月の期間で1億2900万ドルと記録された。同時期に、イランからの輸入額は160万ドルに止まっていた。

一方、日本は2025年11月までの貿易データによると、イランから果物、野菜、繊維製品を限定的に輸入した。日本の対イラン輸出は、主に機械および自動車用エンジンで構成されていた。

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( 翻訳者:雨宮純之輔 )
( 記事ID:61454 )