エルドアン大統領「シリア・SDG・DEM党・・・全てイスラームの傘の下」
2026年01月21日付 Cumhuriyet 紙
公正発展党(AKP)所属のエルドアン大統領はシリアで合意された停戦に関し、「我々には一つで共通の傘がある。それもイスラームの友情である。我々を一つにし、結びつけるのは、我々の信仰、信念、アザーン、聖典、預言者、キブラ(メッカの方向)である」と述べた。
AKPのレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は党のトルコ大国民議会会派会合において、声明を発表した。
昨日、カーミシュリー-ヌサイビン国境においてトルコ国旗に行われた攻撃について言及したエルドアン大統領は「栄光ある我々の国旗に卑劣にも攻撃することによって、結果を得ることは不可能となった。国旗に手を伸ばした汚れた手を発見し、その責任を必ず追及する」と述べた。
■「我々には一つの傘があり、それはイスラームの友情である」
シリアで、ジハード主義のシャーム解放機構とテロ組織であるクルディスタン労働者党(PKK)の一派であるシリア民主軍(SDG)との間で発生した緊張関係とその後の合意の結果、保証された停戦に関し、「我々には一つで共通の傘がある。それはイスラームの友情である。我々を一つにし、結びつけるのは、我々の信仰、信念、アザーン、聖典、預言者、キブラ(メッカの方向)である」と述べた。
エルドアン大統領の発言のポイント:
「愛する国民の皆さん、尊敬する国会議員、ご列席の方々、心よりの感謝と敬意を込めてご挨拶申し上げる。公正発展党の活動の献身的なメンバーの皆様に、改めて心から感謝する。本会合が国民と民主主義にとって有益なものとなることを願っている。様々な媒体を通じて本会合を目にし、この興奮を共有しているすべての仲間たちに、この場から心からの敬意と愛を込めて挨拶申し上げる。
■退職者の方々へ:「民主同盟」を信頼してほしい
私は特に、退職者の皆様に公正発展党と民主同盟を信頼していただくようお願い申し上げる。私たちは皆様を決して見捨てたことはなく、これからも決して見捨てない。
親愛なる兄弟姉妹の皆様、ご存知の通り、最低年金額を2万リラ(月額)に引き上げる法案の国会審議が始まった。皆様のご支援のもと、この法案が一日も早く成立することを信じている。この法案が施行されると、先月16,881リラだった最低年金は、3,319リラの引き上げにより20,000リラに上昇することになる。我々が政権をとった当時、この金額がいくらだったかご存じだろうか?たった66リラであった。アメリカドルに換算すれば、わずか40ドルに相当する金額であった。新しい規制により、最低年金は480ドルに上昇することになる。
■「野党は非現実的な態度である」
公正発展党と民主同盟として、権利と正義を守るために我々をここに送り出してくれた、尊い国民の皆様からの信頼を、私たちはしっかりと守っている。野党の、あらゆる妥協を許さない、法律を無視した、議会内規に反する態度にもかかわらず、私たちは忍耐強く、良識ある行動を取り、国民に対する責任を誠実に果たそうとしている。
■シリアでの戦闘
シリア民主軍と呼ばれる組織と3月10日に合意書が署名された。シリア民主軍は統合のための予定されたスケジュールの中で、何ら前向きな措置を講じなかった。措置を講じなかっただけでなく、占領した地域で民間人への圧迫を続けた。12月にシリア民主軍とシリア政府の間で行われた協議では、何の結果も得られなかった。
この過程において、我々は関係機関を通じて全ての当事者に必要な仲裁を行った。危機が武力衝突に発展しないよう努力した。シリア民主軍と呼ばれる組織の姿勢に何ら変化はなかった。シリア政府は極めて正当な理由で作戦を実施した。
トルコとして、領土一体性が守られた単一のシリア国家の存在を最も強く擁護してきた。シリア国家と軍が、多様な民族が共存する唯一の独立したシリアを構築する努力を、隣国として心から支持している。先週の成功した作戦について、兄弟であるシリア国民を祝福する。
■シリア民主軍との停戦「すごく満足している」
昨日合意された停戦協定に大きな満足を感じている。我々の願いは、テロ組織が追い詰められた場所で降伏し、武器を放棄し、この問題が恒久的に解決されることである。」
■オジャラン氏も「イスラーム」と言っていた。
公正発展党所属のエルドアン大統領が「イスラームの友情」を強調したことで、テロ組織であるクルディスタン労働者党の指導者であるアブドゥッラー・オジャラン氏の「民主的イスラーム」発言が想起された。オジャラン氏は12月、ディヤルバクルでメソポタミア・イスラム研究連盟が開催した会議に送ったメッセージの中で、次のように述べていた。
「イスラームは、本質的に自由、正義、平等の宗教である。資本主義的現代性が権力と略奪の手段に変えた国家イスラームや共同体主義的構造は、この本質を失っている。民主的なイスラームとは、メディナ憲章の精神に立ち返ることである。その契約は、異なる信仰、民族、文化が、抑圧されることなく、自らの意志で共存するための契約である。イスラームを、国家やいかなる集団の政治的手段にもせず、社会の草の根から組織される自由な生活に役立てよう。民主的なイスラームは、女性の自由、生態系のバランス、そして民族の友情を中心とする文明の代替案である。中東の流血の傷を癒すことができるのは、この民主的な解釈だけである。」
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( 翻訳者:伊藤颯汰 )
( 記事ID:61512 )