イラン:エジプト前副大統領がイラン情勢への懸念を表明
2026年01月30日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ムハンマド・バラーダイー氏、イランにおけるイラクのシナリオの再来に警鐘を鳴らす

【チュニス:本紙】

エジプト前副大統領でノーベル平和賞受賞者のムハンマド・バラーダイー氏は、米国がイランに対する軍事攻撃を繰り返し示唆しているのを背景に、イランでイラクのシナリオが繰り返される可能性に警鐘を鳴らした。

バラーダイー氏はXに次のように投稿した。「明確かつ直接的な脅威が存在しない状況下でトランプ氏が繰り返している、イランに対する軍事攻撃という国際法を露骨に侵害した脅しは、違法で非道徳的なイラク戦争に先立って展開された、あの恐ろしい光景を思い起こさせる。そこには多くの虚偽が含まれており、その結果悲惨な被害がもたらされた」。

さらに同氏は次のように述べた。「人類の生命や、今以上になされることになる我々の地域の破壊には、何の価値もないようだ。我々はまったく学ばない」。

トランプ氏は、核兵器をめぐる交渉の席に着き合意に至るという自身の呼びかけにイランが応じなければ、6月に米国が同国に対して行った攻撃を「はるかに上回る」軍事攻撃を行うとイラン政府に警告していた。

米国はこうした動きとともに、多数の軍艦や戦闘機、空母「エイブラハム・リンカーン」までをも含む大規模な軍事部隊をイラン近辺に集結させている。一方、イランは地域内の米軍基地を攻撃すると警告している。

欧州連合の外交・安全保障政策上級代表であるカヤ・カラス氏は木曜、中東地域に新たな戦争の余地はないとしたうえで、米国による新たな対イラン攻撃は地域に深刻な混乱をもたらしかねず、欧州がこれに反対していることを示唆した。

(後略)

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( 翻訳者:酒井梢太 )
( 記事ID:61580 )