歴史家イルベル・オルタイル、死去
2026年03月13日付 Medyescope 紙


集中治療室で治療を受けていた著名な歴史学者で作家のイルベル・オルタイル氏(78)が亡くなった。

健康上の問題により、しばらくの間コチ大学病院の集中治療室で治療を受けていたイルベル・オルタイル氏は、78歳で亡くなった。
オルタイル氏の訃報を、ジャーナリストのイッゼト・チャパ氏が伝えた。チャパ氏は「イルベル・オルタイル氏が、治療を受けていた病院で亡くなった」と書いた。
イルベル・オルタイル氏の家族も声明を発表し、葬儀に関する情報は後日共有されると伝えた。

「イルベル・オルタイルを失いました。私たち家族の年長者であるイルベル・オルタイルを、2026年3月13日に失いました。長く続き、次第に複雑になっていった健康問題にもかかわらず、彼の人生への好奇心や、人と共にありたいという思いは少しも衰えず、力の及ぶ限り、彼らしく生き続けました。読者、教え子たち、そして彼を愛する人々は、どの学者にもなかなか与えられないほどの大きな愛情と敬意で彼を包んでくれました。私たちはそのことに深い感謝の念を抱いています。葬儀に関する情報は、後ほどお知らせします。」

■弔意メッセージ

ケマル・メミシオール保健相はオルタイル氏の逝去を受け、次のように書いた:
「トルコは大きな価値を、歴史の天才を失いました。わが国が生んだ最も特別な存在の一人であり、尊敬すべき師であるイルベル・オルタイル教授の訃報に、深い悲しみを覚えています。先生に神の御慈悲を、そしてご家族、教え子の皆さん、尊い国民の皆さんにお悔やみ申し上げます。ご冥福をお祈りいたします。」

トルコ大国民議会ヌマン・クルトルムシュ議長のメッセージ:
「わが国が生んだ偉大な歴史家の一人、イルベル・オルタイル教授の訃報に、深い悲しみを覚えています。イルベル先生は、その幅広い歴史知識をもとに執筆した研究・考察・評価によって、学術界に消えることのない足跡を残しました。先生に神の御慈悲を、ご家族、愛する人々、そして教え子の皆さんにお悔やみ申し上げます。ご冥福をお祈りいたします。」

CHP(共和人民党)オズギュル・オゼル党首:
「その知識、経験、思想によって、わが国の知的生活に大きく貢献し、何百万人もの人々に歴史を愛させた尊敬すべき師、イルベル・オルタイル教授の訃報に、深い悲しみを覚えています。先生に神の御慈悲を、ご家族、教え子の皆さん、そして国民の皆さまにお悔やみ申し上げます。ご冥福をお祈りします。」

DEVA党アリ・ババジャン党首:
「思想界の貴重な存在であり、ある世代を歴史に夢中にさせたイルベル・オルタイル教授が亡くなったことを、深い悲しみとともに知りました。先生に神の御慈悲を、ご家族と愛する方々が困難に耐えられるようお祈りします。知識と思想からたびたび学ばせていただいたイルベル先生を、その笑顔、気さくな人柄、そして価値ある著作とともに、私たちはいつまでも記憶に留めるでしょう。」

アンカラ市マンスル・ヤヴァシュ市長:
「とても悲しい… 私たちに歴史を愛させ、決して代わりのきかない存在であった尊敬すべきイルベル・オルタイル先生を失いました。この国に残してくださったすべてのものに、心から感謝します。神の御慈悲を、ご冥福をお祈りします。」

アダナ市ゼイダン・カララル市長は次のようなメッセージを共有した:
「その歴史知識、蓄積、そして独自の語り口で、学術界だけでなく社会のあらゆる層を照らしてきたイルベル・オルタイル先生を失いました。深い悲しみに包まれています。先生とお会いし、語り合う機会を得られた時間を、私はいつまでも大切に記憶します。先生に神の御慈悲を、ご家族、ご親族、そしてすべての愛する方々にお悔やみ申し上げます。ご冥福をお祈りいたします。」

CHPグループ副代表のアリ・マヒル・バシャルル議員はメッセージで:
「大きな悲しみです… トルコは、その最も貴重な価値の一人であり、代わりのきかない歴史の天才を失いました。知識によって私たちの視野を広げ、語る一言一言が記憶に刻まれた偉大な巨匠、イルベル・オルタイル教授を失ったことに、深い悲しみを覚えています。トルコ史学と文化界に残した比類なき功績は、常に感謝とともに語り継がれるでしょう。尊敬すべき先生に神の御慈悲を、ご家族、教え子の皆さん、愛する方々、そして国民の皆さまに忍耐をお祈りします。ご冥福をお祈りします。」

ベシクタシュ・スポーツクラブの弔意メッセージ:
「生涯を学問に捧げ、トルコ史学の礎の一人であり、社会から深い愛情を受けてきた歴史家・学者・作家イルベル・オルタイル氏の訃報に、深い悲しみを覚えています。故人に神の御慈悲を、ご家族、ご親族、そして愛する皆さまにお悔やみ申し上げます。」

オルタイル氏は、3月12日(木)に容体が悪化し、気管挿管されたと報じられていた。

3月11日に、オルタイル教授の家族がXアカウントで発表した声明では、集中治療室で治療が続いており、容体は安定していると説明されていた。

「イルベル・オルタイルは5日間、集中治療室で治療を受けています。容体は安定しています。非常に優れた医療チームが細心の注意を払って経過を見守っています。皆さまの温かい願いと祈りが力になることを願っています。」— 家族より— İlber Ortaylı (@ILBERORTAYLIGSU) March 11, 2026

ファティフ・アルタイル記者も、3月10日のブログ記事で、オルタイル氏が「数日間深刻な健康問題と闘っていること」を次のように記していた:
「親愛なる読者の皆さん。私の大切な存在であり、皆さんが愛してやまないイルベル・オルタイル先生は、ここ数日、非常に深刻な健康問題と闘っています。信仰のある方は祈りを、信仰のない方はどうか温かい気持ちを、彼に向けてください。」

■イルベル・オルタイルとは誰か

イルベル・オルタイルは、1947年にオーストリアのブレゲンツで生まれ、2歳のときに家族とともにトルコへ移住した。
アンカラ大学・言語歴史地理学部歴史学科を卒業後、ウィーン大学へ進み、スラブ語および東欧諸語についての修士課程を修了した。1974年には、アンカラ大学で「タンズィマート以後の地方行政」をテーマに博士号を取得。1979年に准教授、1989年に教授となった。
ガラタサライ大学、ビルケント大学をはじめ、多くの大学で教鞭を執った。
2005年から2012年までトプカプ宮殿博物館の館長を務め、2018年には文化観光省の顧問も務めた。
また、さまざまなテレビ番組やYouTubeチャンネルにも定期的に出演していた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:61795 )