シリア:イスラエル軍がクナイトラ県田園地帯を攻撃
2025年12月27日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエル占領軍がシリア南部のクナイトラ県田園地帯を攻撃

【ダマスカス:諸通信社】

イスラエルは土曜夜、シリア領への侵害と1974年の兵力引き離し協定違反を改めて行い、同国南部クナイトラ県南郊の東タッル・アフマル地区を攻撃した。

シリア国営放送「イフバーリーヤ」は速報で、「イスラエル占領軍がクナイトラ県南部田園地帯の東タッル・アフマルを機関銃で攻撃した」と伝えたが、それ以上の詳細には触れなかった。

発砲の結果は現時点では明らかになっておらず、負傷者も報告されていない。また、この件についてシリア当局、イスラエル側のいずれからもコメントは出ていない。

このところ、イスラエル軍はほぼ連日のペースでシリア南部、とりわけクナイトラ県に侵入し、住民の拘束、検問所の設置、森林の破壊を行っており、これによってテルアビブに対する民衆の怒りが高まっている。

「イフバーリーヤ」によると、同県におけるイスラエルの度重なる侵入は、この地域の商業活動と農業活動に目に見える影響を及ぼしている。住民は生活の主な糧として農業と牧畜に依存している。

シリア政府はイスラエル政府にとっての脅威を構成していないにもかかわらず、イスラエル軍は爆撃を行い、民間人を殺害し、シリア軍に属する拠点、車両、兵器、弾薬を破壊している。

シリア政府とイスラエル政府は安全保障合意に向けて交渉しているが、シリアはまず、地図上の状況が「2024年12月8日以前の状態」に戻ることを条件としている。この日は、革命諸派が失脚したバッシャール・アサド政権を打倒した日にあたる。

イスラエルはこの日、1974年にシリアとの間で締結された兵力引き離し協定の崩壊を宣言し、アサド打倒に伴う治安情勢を利用して、シリアの緩衝地帯を占領した。

イスラエルは1967年以来、シリア領ゴラン高原の大部分を占領している。

シリア人は、イスラエルによる継続的な侵害が安定回復の能力を制約し、経済状況の改善を目的とする投資誘致に向けた政府の取り組みを妨げていると述べている。

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( 翻訳者:羽鳥礼菜 )
( 記事ID:61842 )