シリア:ハサカ県副知事がイラク移送拘束者の帰還手続き進展を明らかに
2026年05月20日付 al-Watan 紙
■ヒラーリー氏:関係当局はイラクへ移送された拘束者の帰還手続きを進める…1月29日合意の履行状況に言及、アフリーン避難民の帰還も進展
【ハサカ:本紙】
ハサカ県副知事で、今年1月29日の合意の履行をフォローする大統領チームの報道官を務めるアフマド・ヒラーリー氏は水曜日、国家の関係当局が、イラクへ移送された拘束者を帰還させるための法的・ロジスティック手続きを進めていると発表した。
ハサカ県広報局が伝えたところによると、ヒラーリー氏は「国家の関係機関は、イラク共和国へ移送された拘束者のファイルを継続的にフォローしており、関係当局は彼らをシリアへ帰還させるための法的・ロジ的手続きを進めている」と述べた。
米中央軍(CENTCOM)は今年2月13日、シリア北東部で「シリア民主軍」(SDF QSD)が運営していた刑務所から、テロ組織「イスラーム国」の受刑者をイラクへ移送する任務が完了したと発表していた。
翌日、イラク法務省は、シリアからイラクへ移送された受刑者の国籍を明らかにした。同省によると、「受刑者の総数は61か国の5,703人で、そのうちアラブ人が4,253人、外国人が983人」だった。またアラブ人のうち、「イラク人は467人、シリア人は3,543人」だったという。
しかしシリア北東部の事情に通じた複数の情報筋は以前、本紙に対し、SDFに拘束されていたとされるシリア人拘束者4,700人の名簿が流出したと指摘していた。同情報筋は、活動家や関係者らが、残る1,200人の拘束者の消息を把握しようとしていると説明した。
一方、政府とSDFの間で締結された今年1月29日の合意に基づき、SDFの刑務所に収監されていた拘束者のうち、最近になって解放されたのは数十人にとどまっている。活動家らは、SDFが拘束期間中に一定数の受刑者を処刑した可能性もあると指摘している。
活動家らは、SDFの刑務所に拘束されていたシリア人受刑者の多くはイスラーム国と無関係であり、彼らに向けられた主な容疑は、シリア革命を支持したことや、SDFの政策に反対する立場を表明したことだったと確認した。
さらに活動家らは、「これらの拘束者はSDFの刑務所で行方不明になったか、明確な裁判や情報がないまま国外へ移送された」と述べた。SDFの刑務所からイラクへ移送されたシリア人拘束者の家族らは先月、外務・移民省庁舎の前で怒りの座り込みを行った。
移送された拘束者の家族らは、自分たちの子どもたちのファイルを取り巻く不透明な状況に終止符を打つよう求めた。また、シリア政府に対し、彼らを取り戻し、シリア領内で裁判にかけるため、早急に行動するよう訴えた。
座り込みの参加者らは、これらの拘束者の多くが、イラク側に引き渡される前にSDFによって「テロ」の容疑をでっち上げられたと訴えた。報道や活動家らによると、このファイルは政府にとって優先課題となっており、政府は法的枠組みのなかで、それぞれのケースを個別にフォローし、検討していくという。
ヒラーリー氏の発言に戻ると、同氏はハサカ県広報局の情報として、アフリーン出身の避難民およそ1500世帯を乗せた車列が、明日、カーミシュリー市からアレッポ県北部のアフリーン地域にある各自の村や町に向けて出発すると述べた。同氏は、アフリーン住民の帰還に関して特別な治安措置はもはや存在せず、まだ戻っていない人々も希望する時期に帰還できると説明した。一方で、仕事との関係や同地域での定住を望むことから、ハサカ県にとどまることを選んだアフリーン出身の家族もいると明らかにした。
SDF関係者として国家側に拘束されている者のファイルについて、ヒラーリー氏は、彼らに関する最後の集計作業が現在進められており、犠牲祭を前に彼らを釈放する準備が進んでいると述べた。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:62141 )