ガザ:抵抗組織の治安部門がイスラエルのスパイ装置を押収
2026年07月31日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ガザの抵抗組織の治安部門、避難所近くでイスラエルのスパイ装置を押収
【ガザ:本紙】
ガザ地区の抵抗組織の治安部門は、ガザ市内の避難民で混雑する避難所の近くに設置されていたイスラエルのスパイ装置を発見したと発表した。
テレグラム上の治安関連チャンネル「ハーリス」は、同装置は押収されたと明らかにした。さらに治安筋の話として、市民の一人が、ガザ市内の避難民で混雑する避難所を見下ろす瓦礫の山の近くでスパイ装置を発見し、これを当局に通報したことが本件のきっかけとなったと伝えた。
さらに同筋は、押収されたスパイ装置について、「発泡スチロールで密閉されたバケツの中に巧妙に隠されており、カメラ、盗聴装置、外部バッテリー(モバイルバッテリー)に接続された携帯電話が組み込まれていた」と説明した。その目的は、収集した信号や画像を情報収集拠点に送信することだったという。
また同筋は、装置を直ちに通報した市民の行動を称賛しつつ、「愛国心にあふれ、責任感ある彼の行動によって、他の市民の命を守ることにつながった」と述べた。
イスラエルはスパイ装置、気球、ドローンを用いた先端技術によって地上からガザ地区を監視している。これまでも同様の装置が複数回発見されており、これらの目的は抵抗組織メンバーの動向を把握することにあった。
「ハーリス」はさらに、敵対勢力が民間人、人道活動、あるいは職業的活動を装って治安・諜報活動を行う可能性があると警告し、「不自然な動きに対して警戒し、注意を払う」よう呼びかけた。
また市民に対しては、身元不明の相手からの連絡に応じたり、どれほど些細に見えることであっても情報や便宜の供与を行ったりしないよう求めた。同チャンネルは、「敵対勢力は人々の生活上の需要や置かれた状況、あるいは好奇心につけ込み、偽りの約束や一時的な利益でそれを覆い隠す手口を用いている」と警告した。
抵抗組織の治安部門に属する同チャンネルは、活動家らに対し「デジタル上の脅威」を軽視しないよう呼びかけた。さらに携帯電話は活動家を「正体不明の存在から監視対象へと変えてしまう」と指摘し、次のように助言した。「あなたが携帯電話から距離を置けば置くほど、敵があなたにたどり着くための手段が狭まることになる」。
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( 翻訳者:大木穂花 )
( 記事ID:62604 )