エジプト:ダミエッタ港攻撃へのイラン関与を指摘する米国紙の報道を否定
2026年08月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
地中海沿岸のダミエッタ港に停泊する船舶 (AFP)
地中海沿岸のダミエッタ港に停泊する船舶 (AFP)

■エジプト情報相、ダミエッタ港攻撃に関するウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道を否定:われわれがイランを非難した事実はない

【カイロ:ターミル・ヒンダーウィー、本紙】

エジプトのディヤー・ラシュワーン情報担当国務大臣は、エジプト北部ダミエッタ港で発生した事案について、イランの関与を指摘する匿名のエジプト情報筋2人の発言を引用した米国紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道内容を否定した。

ラシュワーン大臣はテレビで、「エジプトに匿名の情報筋など存在しない」と反論し、公式情報は関係当局からのみが発表されるものであると断言した。情報の正確性を期すとともに、裏付けのない情報に頼らないよう求めた。

そして、「政府は、本事案の責任の所在を特定するための最終的な調査結果を待っている状態である。すべての情報がそろう前に性急な結論や判断を下すべきではない」と改めて述べた。

ラシュワーン大臣は、イランのアッバース・アラーグチー外相がダミエッタ港の事案への自国の関与を否定し、「エジプトはこの地域における重要な友人かつパートナーであり、この地域の安全はイランにとって極めて重要である」と述べたことにも言及した。

そして、この発言が「検討し、考慮に値するものである」と述べた。しかし同時に、エジプト政府の公式な立場は、あくまで国内の管轄当局による調査結果に基づいて決定されると強調した。

「エジプトは軍事的緊張の高まりを食い止めるため、友好国や兄弟国との仲介役を果たすなど、近年数多くの役割を担ってきた。アラーグチー外相の発言は、こうした現状を裏付けるものである」と付け加えた。

その上で「これは、ますます激化する危機に対するエジプトの外交政策の核心であり、ガザ地区での状況が悪化して以降、維持してきた姿勢である。アラーグチー外相は、エジプトとの良好関係を強調しつつ、自国は今回の事案に関与していない可能性を示唆する形で、公式に自国の立場を表明した」と続けた。

エジプトのダミエッタ港で水曜日、無人機による攻撃があり、2隻の船舶が炎上した。そのうちの1隻は、米国の天然ガス貯蔵タンカーだった。

エジプトのムスタファー・マドブーリー首相は、攻撃に使用された無人機について関係当局がその出所を特定すべく分析を行っていることを明らかにし、安全保障担当グループが今後の対応を検討するために、状況を把握し評価していると述べた。

同首相は木曜日の記者会見で、ダミエッタ港の液化天然ガスタンカーに対する無人機攻撃に対し、政府が迅速かつ適切に対応して、大惨事を未然に防いだと述べ、港湾の業務は通常どおり継続していると付け加えた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:松山果子 )
( 記事ID:62608 )