エジプト:イスラエルによるシリア領への攻撃を非難
2026年08月19日付 その他 - alSharq-alAwsaat 紙
■エジプトは、イスラエルによるシリア領の侵犯の継続を拒絶
【本紙】
エジプトは、シリアのイドリブ県にあるアブー・ズフール航空基地を標的としたイスラエルの空爆を非難したうえで、これについて、「シリアの主権、領土の一体性、領土保全に対する甚だしい侵害であり、国際法の諸規則および国連憲章に対する明白な違反である」と述べた。
さらに同国は火曜日(18日)、外務省の声明で、イスラエルによるシリア領に対する侵犯の継続を全面的に拒絶した。こうした攻撃は、危険なエスカレーションに当たり、シリアおよび地域の安定を支援する取り組みを損ない、地域の安全と平和を脅かすものだと指摘した。そのうえで、政治的解決を優先し、緊張を緩和するとともに、シリアにおける安全と安定の回復やシリアの国家能力の維持に適した環境を整える必要性が一層高まっているとした。
2024年12月にバッシャール・アサド政権が崩壊して以降、エジプト政府が「武装勢力問題」を懸念していたため、二国間関係は、慎重な二国間接触へと向かう様相を呈していたが、その後、徐々に経済協力へと進展している。
このところ、エジプトとシリアの協力関係は顕著な活発化をみせている。バドル・アブドゥルアーティー外相は今月、テレビ局「al-Ghad」とのインタビューで、「エジプトとシリアの関係は正常であり、良好に進んでいる」と強調し、ダマスカスを訪問する意向を明らかにした。また6月には、エジプトのカリーム・バダウィー石油鉱物資源相が、シリアのムハンマド・バシール・エネルギー相と会談し、両国間の協力を強化する方途について協議した。
エジプト政府は火曜日の声明で、「イスラエルによる度重なる侵犯に終止符を打ち、力によって既成事実を押し付ける政策を停止させるため、国際社会がその責任を負う必要性」を強調した。これにより、地域で相次ぐエスカレーションの連鎖を封じ込めることにつながるとした。
4月末には、キプロスで開催された「アラブ・欧州協議・首脳会議」の機会に、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領がシリアのアフマド・シャルア大統領と会談した。この時、カイロとダマスカスのメディアは、地域情勢や協力関係の強化について両大統領の間で「友好的な会話」が交わされたと報じた。
これに続き、シリアのアスアド・シャイバーニー外相が5月にカイロを訪問した。この訪問を受け、両国間の「共同ビジネス評議会」の設立が発表されたほか、貿易・経済協力の範囲を拡大することとなり、地域情勢をめぐる立場を調整する重要性が確認された。
6月にはエジプトが、イスラエルによるシリア領内への攻撃と、それに伴うシリア南部の各地域への砲撃および攻撃を強く非難した。また、エジプト外務省は声明で、シリアへの完全な連帯、同国の一体性および主権を維持するあらゆる取り組みへの支持を改めて表明した。
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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:62690 )