妊娠しているのに、住民台帳上は男性

2008年01月30日付 Hurriyet 紙
イズミルで妊娠5ヶ月になるエミネ・ユジェさん(20)は、女性であることを証明しようと努めている。ユジェさんは、ヨズガトのイェルキョイの住民登録台帳に、職員のミスが原因で性別の欄に「女性」ではなく「男性」と記載されていた。そのため胎児の父であるオズギュル・チャクマクさんと結婚できないでいる。

ボルノヴァ郡プナルバシュ地区在住のエミネ・ユジェさんとオズギュル・チャクマクさんは、結婚のため7月2日にボルノヴァの結婚届出所を訪れた際に、驚きの事実に直面した。2人は、エミネ・ユジェさんがヨズガトのイェルキョイ(村)の住民登録台帳に「男性」として記録されていること、そしてこのために結婚できないことを知ったのだ。誤りを訂正するために、イズミル第4初級民事裁判所で裁判が起こされた。裁判所はエミネ・ユジェさんが女性であるという判決を出した。しかし数日以内に訂正可能なミスが、1ヶ月と10日間もの間、訂正されなかった。ユジェさんは、高校2年生まで通学し、また15歳になったときに身分証明書を変更したことがあり、さらに一時期、保険加入者として働いていたことがある。
ユジェさんは次のように語った。
「私の身分証明書が青色だったことは一度もありません。役所は、住民登録台帳に『男性』と記載し、ピンク色(女性用)の身分証明書を交付したのです。7ヶ月もの間、私は女性であることを証明しようと努めています。お腹の子供と一緒に、アルサンジャク国立病院の委員会に出席し、私が『女性』であるという診断書をもらいました。戸籍課職員のミスが私たちの人生をつらいものにしています」


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翻訳者:富田祐子
記事ID:13007