愛情が「障害」を乗り越えた 障害者の夫と健常者の妻が結婚
2008年03月31日付 Milliyet 紙
交通事故後に麻痺になり、歩くことができないエムラフ・サーナクさんは、3年前に知り合ったブルチン・サーナクさんを好きになった。障害のため結婚の申込をためらっていたエムラフさんを助けたのは、彼が心底愛していたガールフレンドのブルチンさんだった。
ブルチンさんはまず、エムラフさんに結婚を申し込んだ。そして家族の反対にも関らず、障害をもった恋人の元に逃げ込んだ。すべての障害を過去のものとしたエムラフ、ブルチンのサーナク夫妻は、昨日(30日)、ゼイティンブルヌにある結婚式場で結婚した。
障害をもつ友人たちも結婚式に駆けつけ、夫妻を祝った。エムラフさんとブルチンさんは、結婚式用の飾りがつけられたイスタンブル広域市役所障害者局の障害者専用ミニバスに乗って結婚式場に到着した。それぞれの家から車に乗った新郎新婦のために、短時間だがイスタンブルのドライブも行われた。
若いカップルの幸福に影を落とした唯一の出来事は、新婦の家族が結婚式に参加しなかったことだ。ブルチンさんは、自分が障害のあるエムラフ・サーナクさんと結婚を決めたために、家族は口をきかず、結婚式にも来なかったと説明し、「夫に障害があるので家族はこの結婚を望んでいないのです。実際、私は彼の元に逃げてきたのです」と話した。
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翻訳者:新井慧
記事ID:13479