約14キロメートルという長さで世界でも希少な海岸のひとつに数えられるハタイの海岸が、様々な国の船が公海に残したゴミや、シリアのアスィ川から海へ流れ込んだゴミにより、利用不可能な状況となった。
サマンダー郡行政官のタフスィン・クルトゥベイオール氏は次のように述べた。
「その海岸はトルコにおけるウミガメの大切な巣作り場所4カ所のひとつであるため、機械を導入しての清掃はできませんでした。しかし、今年はサマンダー郡役所と共に行った取り組みで、砂の構造に悪影響を与えないように設計されたトラクターを使います。またアスィ川から出るゴミは、アンタキヤ市役所が建設中の固形ゴミ処理施設により、今後数年以内に改善できる予定です。公海から漂着するゴミに関しては、シリアとの二国間協議が行われる必要があります」
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翻訳者:林田紀子
記事ID:13752