農産物局、18歳以下の子どもに米販売を一時ストップ

2008年07月17日付 Hurriyet 紙
デニズリの農産物局は、この2ヶ月のコメの価格急騰に歯止めをかけようと1キロ1.8YTL(約162円)で販売しているコメについて、18歳未満への販売を禁止することを決めた。

農産物局が運営するスメル地区のコメ販売所では、毎日200人の市民に5キロずつのコメが販売されている。何百人もの人々がこの2ヶ月、安い5キロのコメを買うために早朝のアザーン時から列をつくる。朝8時半に販売所が開くと、待っている人々に整理券が配られ、順番に5キロ9YTL(約810円)でチョルム産のコメ(オスマンジュク・ピリンチ)が販売される。一度コメを購入した人は、20日間は再購入できないことになっている。

ところが、毎日列に並んでコメを買いそれを高値で転売するような目ざとい人が出てきたり、また子供たちを列に並ばせている人がおり、それを知った農産物局が対策として18歳未満の子供へのコメの販売を禁止することにした。販売所の入り口に注意書きが掲示され、18歳未満はコメが購入できないと通達された。

農産物局のオメル・コザン局長は「(安価な販売を)一部の人間が悪用している。本当に必要としている人々にコメが行き渡るよう18歳未満への販売を中止した」と話している。


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翻訳者:湯澤芙美
記事ID:14310