あの世から届いたメール おびえる妻は警察に助け求める
2008年09月12日付 Hurriyet 紙
セイランテペ在住のフリセル・Y(49)は、シシュリ共和国検察局に申し出をし、夫オルハン・Yを2008年5月19日に肺がんのため亡くしたが、この出来事から一ヶ月後に夫のメールアドレスからメッセージが届きはじめたと述べ、「私へのメールのタイトルには、『来世からのメールです』、と書いてあるのです。 内容は、『油断をしてはいけません。行動に注意しなさい。私は死にましたがあなたのことを見続けていますよ、娘の面倒をきちんとみなさい。でなければ夜にあなたの喉を切り裂きに行きます』というものでした。このメールのせいで精神的におかしくなりました。毎夜、恐怖で眠れません。これをやっている犯人を捕まえて欲しいのです」と話した。
警察はメールが送信されているパソコンのIPアドレスを明らかにした。接続されたIPアドレスをつきとめた捜査員たちは一昨日、犯人確保のための行動を起こした。オルハン・Yのチャット友達であったアイシェ・Ü(48)が拘束され、尋問を受けた後、検察局によって解放された。
■私が死んだら妻を怖がらせて欲しい、と言っていた。
アイシェ・Üは、以下のことを供述した。
「オルハンとはインターネットのメーリングリストで知り合いました。私と悩みを語り合いました。オルハンは妻や家族が彼を十分に看病しないと愚痴をこぼし、そして死期が近いことを知っていました。そして妻が娘の面倒をみるように、彼女を怖がらせるメールを送ることを私に望み、メールアドレスのパスワードを私に渡しました。亡くなった後、私もオルハンの最後の望みをかなえるメールを送ったのです」
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翻訳者:近岡由紀
記事ID:14687