ガーズィー大学から学生に朗報。外出せずに、授業時間を自分で決め、インターネット環境で大学院教育。
ガーズィー大学は、家から外出することなく、労働者の仕事に影響を及ぼすことなく、雇用者に許可をもらわずに専門教育を受けられるように、インターネット環境での大学院開設を決定した。ガーズィー大学は今期、情報科学システム大学院卒業証書をインターネット遠隔教育によって授与する。
ガーズィ―大学は、2006年から今年まで継続している二年間の遠隔教育コースプログラムの続きとして、新しく大学院プログラムを開設する。情報システム遠隔教育(論文なし)大学院コースは、2008~2009年教育年度の春学期に情報科学研究所の組織内に開設される。学生たちは、場所や時間にとらわれず大学院教育を受けられ、学科を優秀な成績で終えた者はガーズィー大学情報システム大学院修了証を取得する。
■学生は授業時間を自分で決定できる
教育管理システムによって運営されるこのコースでは、学生は授業内容を自分のスケジュールによって決定でき、週に一度、音声と映像を用いたインターネット電話を用いて、教官やクラスメイトとインターネット環境の中で集まることができる。
遠隔大学院教育プログラムは、特に仕事を持っている人たち、正規の学校教育では大学院教育を受ける機会を得られなかった人たち、または大学院教育に時間を割けない人たちに選ばれている。
コースに登録した学生は、週に7日間、1日24時間、開かれている「教育管理システム」から授業を受けることができる。生徒は、文章、画像、動画、ビデオ、音声で授業を受けられる。教官やクラスメイトとメッセージ送信することもできるし、議論やおしゃべりをする環境が整備されているため継続的なコミュニケーションをとることもできる。
■トルコでは遠隔教育が発展中
ガーズィー大学は、組織内に開設した遠隔大学院専門コースによって、トルコにおける遠隔教育に対する関心の高さを理解させることに貢献するだろう。高等教育機構の「トルコにおける高等教育戦略レポート」によると、トルコでは、e-learning制度を発展させようと新たな一歩が踏み出される一方、高等教育機構の承認を受け、多くの大学が遠隔教育に関する試みを行いはじめている。ガーズィー大学は、遠隔教育について試みを始めた最初の10大学のうちの一校である。
この記事の原文はこちら
翻訳者:近岡由紀
記事ID:15316