ボスフォラス海峡のフェリー、南風の影響を受け故障、乗客はパニック
2009年02月09日付 Milliyet 紙
http://i.milliyet.com.tr/HaberAnaResmi/2009/02/09/fft17_mf177770.Jpeg
イスタンブルのカドゥキョイ‐ベシクタシュ間を航行するフェリーが、南風とエンジン故障により、船着き場になかなか近づくことが出来なくなり、乗客たちはパニックに陥った。
イスタンブルで昨日8日の朝、影響を及ぼし始めた激しい南風のため、海峡での交通が麻痺し、豪雨の影響もあり、物損をともなう多くの事故が起こった。カドゥキョイ‐ベシクタシュ間を航行する市内フェリーは、船着き場になかなか近付けず、揺りかごのように激しく揺れるフェリー内の乗客たちは大きなパニックに陥った。
イスタンブルに早朝から影響を及ぼした激しい南風は、時折嵐となり、海峡の交通網では遅延トラブルが生じた。
250人の乗客を乗せ、午前9時45分にカドゥキョイを出発し、ベシクタシュへ向かったフェリー「ムスタファ・アイドードゥ号」の二つのエンジンの一つが、船着き場に近づく際、故障した。船着き場から約30メートル離れたところでしばらくの間待たされたフェリーが、南風の影響により、その船体が揺りかごのように激しく揺れると、船内は大きなパニックに包まれた。乗務員たちによる全ての警告にも関わらず、一部の乗客達は携帯電話で近親者や報道各社へ連絡をし、「フェリーが揺れている」、「沈没する」等と伝え、救助を求めた。
10分程度の待機の後、「アーデム・ヤヴズ号」という名の別のフェリーが、故障した船を誘導し、船着き場へ停着させた。乗客たちは地面に降り立つや否や、急いで船着き場を後にした。
イスタンブルで起こった激しい南風のため、一部の国内線および国際線の航行が中止された。
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翻訳者:西山愛実
記事ID:15761