2009年には何があった?(no.41~49)

2010年01月01日付 Hurriyet 紙
10/31 民主党(DP)と祖国党が統合
民主党(DP)と祖国党の統合に関する大会において、2党は民主党のもと統合された。トゥルグト・オザルが結成した党(祖国党)は結成27年で「過去のもの(歴史)」となった。

11/13 特急電車が脱線
特急電車の車両がエスキシェヒル近郊でスピードを出しすぎたために脱線した。事故による死者はなし。

11/17 オジャランに5名の隣人
テロ組織の首謀者アブドゥッラー・オジャランが服役しているイムラル刑務所に5人の囚人が送られた。オジャランが新しい独房が狭いと主張したことにより、トルコ中でデモが行われ、そのため法務省は独房の写真を公開した。

12/5 元司令官が証言台に立った
元陸軍司令官アイタチ・ヤルマン退役大将、空軍司令官イブラヒム・フルトゥナ退役大将、海軍司令官オズデン・オルネキ退役大将は、「エルゲネコン」捜査の一環として、クーデターを計画したとされることに関し、尋問された後に釈放された。

11/25 行政審議院、大学入試における係数格差廃止
行政裁判所第8法廷は、大学入試における係数格差を廃止するという高等教育機構(YÖK)の決定が実施されるのを差し止めた。12月2日にYÖKは大学入試における諸係数格差を廃止する決定の執行差し止めに異議を申し立てた。YÖK総会は12月17日に行政裁判所の決定を受けて、大学入試で受験者に「異なる係数」が適用される事を決定した。

12/7 トカト県で7人の兵士が殉職
トカト県のレシャディエ郡サザク村近郊でテロリストの襲撃により7人の兵士が殉職し3人の兵士が負傷した。

12/11 民主市民党(DTP)解党
憲法裁判所は、「示威行動のほか、テロ組織との関係も考慮にいれ、国家の国土と国民の分割されえない一体性に反する行動の拠点となっていた」という理由で、民主市民党の解党を全会一致で決定した。高等裁判所たる憲法裁判所は、アフメト・チュルク党首とディヤルバクル選出のアイセル・トゥールク議員も含めた37人に対し、根拠ある決定が官報で公告されてから5年間、政治活動を禁止した。民主市民党の党員はそろって平和民主党(BDP)に移籍した。

12/14 豚インフルエンザによる死者415人に
保健省は新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)大流行による死者が415人に上ったと発表した。

エルゲネコンの影が浮かぶ自殺者たち
エルゲネコンに関連があるとされる将校と警官の自殺が、2009年も続いた。軍警察諜報テロ対策局(JİTEM)元司令官と言われている退役軍人アブデュルケリム・クルジャ元軍警察大佐(1月10日)、特別活動局長ベフチェット・オクタイ(2月27日)、エルゲネコン訴訟で名前があがったオルグン・ウラル少佐(3月26日)、サルクズとアユシュウ・クーデター計画を暴露した将校であるとされる退役軍人ベルギュタイ・ヴァルムル大佐(11月21日)、ポイラズキョイの武器―資料に関係があるとされたアリ・タタル海軍中佐(12月21日)が自殺したが、その亡くなり方に様々な疑惑がささやかれている。


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翻訳者:富田祐子
記事ID:18183