パレスチナ:ヨルダン川西岸地区南部で放射線量が急上昇
2011年10月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
ヨルダン川西岸地区南部で放射線量が上昇、イスラエルのディモナ原子炉が原因
2011年10月7日『クドゥス・アラビー』
【ラーマッラー:ワリード・アワド】
金曜日(7日)、パレスチナ筋は、ネゲブ砂漠にあるディモナ原子炉が原因となりヨルダン川西岸地区南部において放射線量が上昇していると強調した。。
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)パレスチナ支部長のマフムード・サアーダ博士は、南部地域において放射線量が大きく増加している、これはイスラエルの「ディモナ」原子炉から放射能が放出された結果であり、パレスチナ市民の間でガンの発生率上昇の原因となっていると明らかにした。
また複数のパレスチナ筋は、イスラエルが原子炉の廃棄物をパレスチナ側に伝えないまま西岸地区の南に埋設処理していると伝えた。
サアーダ博士は金曜日(7日)に地元の「マアー」通信社が報じた記者発表において、以下の通り述べた。「昨今南部地域において放射性物質である“ウラン、セシウム、カリウム”の大幅な増加がみられた。放射線はかつてはおおかたヘブロンの南の地域に留まっていたが、近年はヘブロンの北のハルフール地域、バイト・アムル地域にまで達した。そして、放射線量は通常の3倍に達した。」
(後略)
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翻訳者:田中大樹
記事ID:24193