サーレヒー外相「西洋による信頼醸成措置は制裁の解除から始まる」
2012年04月19日付 Jam-e Jam 紙
アリーアクバル・サーレヒー外相は昨日、イランの核問題と、バグダードで開かれる〔国連安保理常任理事国にドイツを加えた〕5+1との次回協議について触れた上で、「現在、われわれにとって問題なのは、互いの信頼が欠けていることである。われわれは自らに理があると考えている。他の問題を理由に約束を破ったのは彼らの方である」と述べた。
イラン学生通信の報道によると、サーレヒー氏は昨日閣議の合間に、記者団に対し、〔‥‥〕記事タイトルとその中身に整合性のない報道をときに目にすることがあると批判した上で、「われわれは最近、〔メディア上で西洋諸国に向けて〕制裁問題を検討するよう言った。ご存知のように、イランの核問題は作られた問題であり、本質的に政治的な問題である。技術的・法的な問題ではないのだ」と語った。
サーレヒー氏は最近、あるインタビューの中で「われわれはNPTを重視しており、それを守る義務があると考えている」と述べた上で、「もし西洋が信頼を醸成したいのであれば、制裁の領域から信頼醸成を始めるべきだ」と《勧告》した。にもかかわらず、一部の海外メディアはこの勧告を、バグダード会議のための前提条件として取り扱った。
外相はまた、昨日〔‥‥〕次のように付け加えた。「現在、われわれにとって問題なのは、互いの信頼が欠けていることである。われわれは自らに理があると考えている。なぜなら、すでに表明しているように、われわれは核兵器を追求しているわけではなく、〔核の平和利用という〕まさにこの堅固なる原則に立って、話をしているからだ。もしそうでなければ、われわれの立場には疑いや矛盾が生じていただろう。しかし他の問題を理由に約束を破ったのは、彼らの方なのである」。
同氏はさらに、「彼らは信頼醸成の端緒を自ら開くべきだ。バグダード会議で議論を迅速に進めるために、彼らは制裁問題で〔制裁解除の〕証拠を示すべきである。もし彼らの方で問題を引き延ばそうというのであれば、それは彼ら自身の問題である」と続けた。
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翻訳者:ペルシア語記事翻訳班
記事ID:26123