ヴァンで相次ぐ猫の「自殺」事件!―獣医師「地震の影響?」
2012年05月22日付 Milliyet 紙
一匹のヴァン猫がアパートの五階から飛び降りて足を折り、ユズンジュ・ユル大学付属動物病院で治療を受けた。大学の獣医学科のアブゼル・タシュ教授は、ヴァンで起きた地震により、猫にも精神的になんらかの影響が出ていることを明らかにした。「地震などで狭い部屋に長時間いた場合、猫も不安定になります。今回のようなことは初めてではありません。同様に、高いところから飛び降り、負傷した猫がたくさんいます」
ヴァンのある家庭で飼われている三歳の雌のヴァン猫「パムク」は1週間前に5階から飛び降りた。前足が折れた猫は飼い主によって動物病院に連れていかれた。アブゼル・タシュ教授の治療により、ギプスがつけられた。教授は、猫は約一ヶ月ギプスが外せないが、健康状態は良好であり、また一ヶ月後には再び歩き始められると述べた。
■地震が猫を精神的に不安定にさせた
ヴァンを襲った二度の地震から今まで、猫が高いところから飛び降りて負傷している件数が多いことを指摘し、アブゼル・タシュ教授は以下のように述べた。
「地震によって猫が精神面になんらかの影響をうけた可能性がある。私達のところにもまた他の診療所でも地震後飛び降りて怪我をした猫の数が増えている。私達は、動物たちが地震によりなんらかの影響を受けて、このような行動を起こしているのだと推測しています。そのため、飼い主たちは注意してこうした事態を未然に防ぐように心がけてくださいと呼びかけています」。
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翻訳者:小幡あい
記事ID:26471