サーレヒー外相、建設的なモスクワ協議に期待:ラブロフ露外相、イランを訪問
2012年06月14日付 Iran 紙
イランのアリー・アクバル・サーレヒー外相は、ラブロフ露外相との共同記者会見で、モスクワで開かれる予定の「イラン・5+1(安保理常任理事国+ドイツ)協議」が建設的な方向へと進展することに期待を表明した上で、同協議の最終的な結果について、楽観的な見方を示した。
サーレヒー外相はモスクワで開かれる予定の「イラン・5+1協議」への自らの期待について、「私は個人的に、この問題の解決に関して、双方が正しい方向を向いていると確信している。イスタンブールとバグダードで開かれた前2回の協議でも、正しい方向へと前進したと思う」と語った。
同外相はさらに、「モスクワ協議も建設的な方向に向けて進展していくことに、われわれは期待している」と述べた。
同外相はまた、この問題は重要かつ複雑だとし、この問題には我慢と忍耐をもって対処しなければならないと指摘した上で、「最終的な結果について、私は楽観的だ」と話した。
外相はまた、シリアをめぐるイラン・ロシア両政府の意見は互いにきわめて近いと述べ、さらに「シリア問題はシリア人同士で解決されるべきであって、他者の介入によってではない、というのがイラン・イスラーム共和国の考えである」とも述べた。
ロシアのラブロフ外相もこの記者会見で、イランに対して一方的に制裁を科すことに、ロシアは反対していると強調し、一方的制裁は建設的でも前向きでもないとの見方を示した。
関連記事(アフマディーネジャード大統領「5+1諸国の多くはイラン国民の敵」)
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:ペルシア語記事翻訳班
記事ID:26710