エマーミー=カーシャーニー師「西洋諸国は制裁によって世界に害をもたらすべきではない」

2012年07月07日付 Jam-e Jam 紙
 テヘラン臨時金曜礼拝導師のアーヤトッラー・エマーミー=カーシャーニーは、5+1グループ(国連安保理常任理事国+ドイツ)に対して、イランとの交渉では理性と節度を保つよう忠告した上で、「そうすれば、西洋諸国は自らを苦しめることもなければ、われわれを悩ますこともないし、制裁によって世界に害をもたらすこともない」と述べた。

 アーヤトッラー・エマーミー=カーシャーニーはまた、「アブドゥッラーの死と時のイマームの降臨」に関するイマーム・サーデグの伝承が複数のウェブサイトや通信社で報じられ、この伝承の内容がアラブ諸国の某為政者に重ね合わせられていることについて言及した上で、「こうした推論は誤りであり、それ〔=イマーム・サーデグの伝承の内容〕を〔現実と〕比較・照合してはならない。こうした報道は、マフディー信仰の本質に傷を与える可能性がある」と言明した。(ファールス通信)

※訳注:「時のイマーム」とは、終末の直前に現れるとされるマフディー(救世主)のことで、イマーム・サーデグはシーア派の第6代イマームのこと。一部の伝承では、「アブドゥッラーの死」をきっかけとする世界の混乱が、マフディー降臨の予兆であるとされており、その「アブドゥッラー」とはサウジのアブドゥッラー国王のことだ、とするビデオが昨年イランで出回った。


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翻訳者:8411100
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