マカーレム=シーラーズィー師「抑圧諸国の提案には疑念を抱く必要がある」
2013年02月07日付 Jam-e Jam 紙
アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、「〔イラン核問題をめぐる交渉についての〕抑圧諸国の提案について、我々は疑念を抱く必要がある。なぜなら、彼らは頭のてっぺんからつま先まで腐敗しているからである。これらの列強は、自身の利益のためならば、世界中を破壊することさえも厭わない連中だということを、われわれは知るべきだ」と述べた。
ファールス通信によると、マルジャエ・タグリードである同師は昨日、自身のイスラーム法学の上級コースの授業で、交渉の提案がなされれば、彼ら〔=欧米〕に手を差し伸べるなどと述べている人々を批判した上で、「彼らが〔イランに対して〕譲歩せざるを得なくなるときもある。そうした場合、彼らが何を企んでいるのかを、正確に調べておくことが必要である」と述べた。
同師は自身の発言の別の箇所で、「敵は今までのところ、〔イスラーム〕革命に対する自身の目的を達成できずにいる」と指摘した上で、「神の力と、〔人間の側の〕覚醒や高い意識、協力、団結、連帯、誠実さがあれば、革命をこれまで通り維持し、敵を絶望させ、覚醒して独立運動へと突き進んでいる他の国々にお手本を示すことができるだろう」と強調した。
アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、「革命は我が国にもたらされた神の偉大なる恵みだった。我々はこの恵みの価値をしっかりと認識する必要がある。対立が団結に取って代わり、敵意が友好関係に取って代わるようなことがあってはならない。そのようなことになれば、神は自身の恵みを〔われわれから〕奪い去ってしまうだろう」と付け加えた。
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翻訳者:8410111
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