野生豚(イノシシ)の群れ、ボスフォラス海峡を渡る

2013年10月11日付 Radikal 紙

一昨晩(9日)、ボスフォラス海峡を泳いでヨーロッパ側からアジア側に渡る野生豚の群れに、ボスフォラス海峡沿いのルメリ・カヴァウ区の住民は騒然となった。

ボスフォラス海峡沿いにあるルメリ・カヴァウ地区の住民は、一昨晩、非常に興味深い移動を目撃した。地区の住民は森林地域に住んでいるため、区の中心地まで野生豚が下りてくることに慣れていたのだが、野生豚の群れがボスフォラス海峡を泳いでヨーロッパ側からアジア側へ渡るのを見て仰天した。

■区長:「野良犬のようだった」

ハベルテュルクのニュースによれば、ルメリ・カヴァウ区(サルイェル市)のジェヴデト・バイラクタル区長は、この衝撃を「野良犬のようだった。野生の豚は行きたい場所に群れを作って向かう」と説明した。そして、町に野生豚が下りてくることには慣れているが、海にいるのは初めて見たとして、「狩猟クラブの人たちと一緒に見ましたが、彼らにも訳が分かりませんでした。ですが私は猟でこの状況を抑えようと考えています(注)」と話した。

■「アザラシかと思った」

野生豚に気付き、舟で近くまで行った漁師のジェマル・バーラルさんは、その時のことを次のように説明した。
「夕方ごろ海で影を見かけました。アザラシだと思って舟で近くまで行くと、母子の豚を10頭くらい見ました。しかし歯はとても鋭かった。私たちは近寄れませんでした。豚たちは泳いでアジア側のアナドル・カヴァウから陸に上がりました」

何年も同じ町に住む住民は、「長年サルイェルに住んでいますが、このような出来事を見たことはありません。信じられない」と話した。

■テキルダーでも豚が捕獲される

類似の事件は2006年にテキルダーのシャルキョイ郡でも発生していた。漁のため海に向かった漁師たちは、岸から30メートルの海上で豚と遭遇しイルカと見間違えていた。豚のうち2頭を捕まえた漁師は、「我々は父親の代からの漁師です。海で豚を獲ったなど、今日まで見たことも聞いたこともありません」と話していた。

[訳者注:原文はAma ben avlanarak düzeltilebileceğini düşünüyorum.意味がはっきりしません。]


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翻訳者:富田祐子
記事ID:31666