サーレヒー原子力庁長官は国会の教育委員会に出席し、イランは交渉をよりうまくコントロールし、上手に立つことが可能だったと強調した。
教育委員会のアリーレザー・サリーミー議員はイラン学生通信とのインタビューで、「サーレヒー氏は今日の委員会の会議で、先の協議〔の結果〕に狂喜してはならない、もちろんそれはこの協議が失望させるものだからではなく、むしろ先はもっと長いからだ、といった内容のことを述べた」ことを明かした。
サリーミー氏はさらに続けて、「サーレヒー氏が強調したところでは、5+1とは以前からやりとりが続けられており、1年半前から、協議の内容がメディアでも伝えられていた、当時から多くの作業がなされてきたのであり、今回やっと国内的および国際的な状況が整って、今回の協議となったのだ、ということだった」と述べた。
サリーミー氏はまた、次のように語った。
また同氏が述べたところでは、われわれは交渉でもっとうまく立ち回ることができた、上手を取ることができた、ということだった。国は力の誇示の点から言えば、絶頂期にある。地域の〔運命を握る〕最終的なカギは、われわれの手にある。もちろん、越えてはならない一線は明らかにされており、もし西洋諸国がこの6ヵ月間、自らの約束を反故にすれば、われわれは必ず元の地点に戻ることになるだろう。数年前であれば、西洋がわれわれとの交渉に入らざるを得ないようなものを、われわれは何ももっていなかったが、10年間の抵抗と進歩により、今や西洋は〔イランと〕交渉することを余儀なくされたのだ。以上が、サーレヒー氏の言っていたことだった。
同議員はさらに、「サーレヒーによると、われわれは研究開発を続けており、この点で何の制約もない、ということだった。研究の問題についても話しがあり、同氏は、短期間のうちに4千メガバイト〔※ママ。メガワットの誤り〕の電力を〔原発で〕生産するための計画作りを進める必要があると述べていた」と明かした。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。