【同紙1面】新年を目前にして、イラン・レスリングは我が国の素晴らしき人々にお年玉をもたらしてくれた。2014年レスリング・ワールドカップ、ロサンゼルス大会での優勝。アメリカ、ロシア代表チームよりも一段と高いところだ。愛しきイラン国旗が世界の二大国よりも高く掲げられはためいている様は、なんと美しいのだろうか。
世界のレスリングで名を馳せているロシアチームでさえ、W杯フィナーレでのイランの勇者たちの鋼鉄の意志の前では、抗する力を持たなかった。そして、6対2で敗北し、アメリカやトルコ、アルメニア、インドの代表チームと同様、ラスール・ハーデムの弟子たちに優勝への道を許したのである。
イラン・レスリング連盟会長で、ナショナルチーム監督のハーデムは、「イランのレスリング選手らが伝統的に抱いてきた、ロシア・チームへの恐怖を払しょくしなければならない」と強調していた。そして、彼は実際にこれを現実のものにしてみせた。無論、ロシア代表は、最高のメンバーを伴ってロサンゼルスに来たわけではなかった。しかし、ロシア・レスリングの鉱脈は極めて豊かであり、どの選手を取ってみても、極めて手強いライバルとなり得るほどである。
いずれにせよ、決勝で我が国のレスリング選手らは、ロシア代表らの息の根をとめ、ロシアのコーチ陣は、イランが繰り出す技に驚嘆しどおしだった。イラン選手たちは、ロシア代表らを恐れることなく、攻撃をしかけたのだ。
■訳者注
ハムシャフリー・オンライン関連記事によれば、男子レスリング・フリースタイルW杯において、イランは決勝で6-2でロシアを下し、フリースタイルW杯で三回連続となる優勝を飾った。ウクライナを破ったアメリカが3位となる。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。