【ジャーメジャム・オンライン】週刊『デイ月9日』[※]の編集長は、同誌が発行停止とされたと発表し、こう述べた。
週刊誌『デイ月9日』は、大統領への批判を理由に、発行停止とされた。
※訳注:「デイ月9日」は西暦12月30日にあたる。2009年大統領選後の抗議運動に対して当局は同日に大規模な官製デモを実施し、イスラーム共和国体制の勝利を象徴する日とされた[詳細はこの記事] 。同誌はこれを踏まえた、保守強硬派系の政治・社会週刊誌。
同誌編集長のアリーレザー・モアーフは、[重複箇所略]以下のように述べた。
我々は先週、
プレス監視委員会によって『デイ月9日』誌が発行停止とされるとの情報を、非公式の情報源から聞いていた。しかし、この件について、文化イスラーム指導省のプレス担当次官オフィス、および、プレス監視委員会書記に問い合わせたところ、そうした措置はないとの返答であった。
同編集長は、さらにこう付け加えた。
本日、ファックスが『デイ月9日』編集室に送られてきた。それには、「大統領への批判を理由として、『週刊デイ月9日』誌を発行停止とする」と書かれていた。
同編集著は、「新聞や雑誌は発行を差し止められるべきではなく、反対する者や批判する者たちは自由に自分の見解を発表するべきである」とする大統領の言葉に触れたうえで、こう述べた。
『デイ月9日』誌の件は、裁判所に付託され、同誌責任者らが同誌に掲載された報道についての文書を裁判において提示することになっている。