イラン核交渉団の上級委員は、我々は「ウィン・ウィン」のゲームにおいて西洋諸国にいかなる特典も与えてはこなかったし、今後もそのつもりはないと述べた上で、「もし〔暫定合意の期限である〕ティール月30日〔7月21日〕までに交渉が結論に至らなければ、交渉作業はより困難なものとなるだろう」と述べた。
イスラーム連合党の広報サイトによると、セイエド・アッバース・アラーグチー氏は、同党の全国各州の書記らを集めて開かれた会議の場で、次のように述べた。「我々が5+1との交渉で受け入れるのは、信頼醸成のための一部の措置と、疑惑への回答だけである。これらは、軍事目的の核開発は行われていないとの安心が得られるまでの措置である」。
同氏はさらに、「交渉は国家的テーマであり、体制全体に関係するものである。政府だけの問題ではない」と強調した。
同氏はさらに、「西洋諸国との交渉は破綻したわけでもなければ、行き詰まりに陥ったわけでもない。たとえ具体的な進展がなくとも、交渉は続けられる。もちろん、これは不自然なことではない」と強調した。
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アラーグチー氏は核交渉の結果、合意に至らない可能性もあると指摘した上で、「〔7月下旬のジュネーブ暫定合意の期限切れのあと〕新たにまた6ヶ月間、交渉を続けることも可能ではあるが、しかし私の考えでは、交渉の長期化はジュネーブ合意に反対する外部勢力〔※イスラエルを念頭に置いている〕を利することになる。彼らは地域に緊張をもたらそうとしており、この合意が結論に至らないことを願っているのだ」と付け加えた。