メフディー・ラフマーニー監督の映画『雪』(Barf)が、イラン映画としては唯一の作品としてモスクワ国際映画祭に出品される予定だ。
ファールス通信によれば、この映画祭は今年ホルダード月の終わり[西暦6月後半。公式情報では西暦2014年6月19日から28日まで)にロシアのモスクワで開催される予定で、選考委員会は、イランの応募作品の中から『雪』を選出した。
この作品の国際的な配給はIran Novin Film 社が請け負っており、モスクワ映画祭出品に向けての最終交渉は、《カンヌ・フィルム・マーケット》の同社ブースにおいて行われた。
『雪』は昨年の「
ファジル映画祭」で上映され、最優秀脚本賞と最優秀編集賞の二部門で、クリスタル・スィーモルグ[霊鳥]賞の候補にノミネートされた。
本作の物語は、娘への求婚式をめぐる、街に住むとある家族の一日を描いたものである。俳優には、ロウヤー・テイムーリヤーン、アフシーン・ハーシェミー、モハマドレザー・ガッファーリー、ラーベエ・マダニー、アーナーヒーター・アフシャール、シーリーン・ヤズダーンバフシュ、ミーラーダキー・マラームを据えている。
『雪』はメフディー・ラフマニー監督の《The Other》、《Hidden》に続く、第3作である。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。