世界の願かけ料理(2):アフガニスタンのライスプディング

2014年11月04日付 Jam-e Jam 紙

《ディーグチェ》はもっとも有名なアフガニスタンのナズリー[願かけ料理]のひとつで、我々になじみのある《シール・ベレンジュ》[暖かいミルク・ライス・プディング]とほとんど同じ外見をしているが、それよりも濃度が高い。

アフガニスタンの人々はこの料理をサファル月[イスラーム太陰暦第2月]の水曜日に料理し、それを追悼儀礼参加者に配る。彼らはこの料理を日々の糧を豊かにし、健康や子供が授けられるようと願をかけて作る。また、 ファーテメ[預言者ムハンマドの娘で初代イマーム・アリーの妻]がこうした料理をよく作っていたと信じられている。

《ディーグチェ》は、アフガニスタンではたいてい、サファル月の第三水曜日と最終水曜日に料理して配るのが慣例となっている。アフガン人たちは《ディーグチェ》を銅の鍋で煮ると より良い匂いと味になり、より好ましい出来栄えになると信じている。

なお、この願かけ料理は、米、水道水、固形油脂、バラ水、香辛料はカルダモン・エキス、アーモンド・スライス、ピスタチオ・スライス片と塩で作られ、アフガン人みなに好まれている。


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翻訳者:ぐんまーのおみぜるふ[2]
記事ID:35960