革命防衛隊総司令官は、「核交渉での我が国の外交の堅固さは、イスラーム革命のインスピレーション能力、そして我らが人民体制の国防・安全保障力に負うものである。我らがイスラーム体制の安全は、ここ1年間の交渉の成果などではない」と述べた。
革命防衛隊の広報が伝えたところによると、モハンマド・アリー・ジャアファリー少将は軍政策高等委員会の会議の傍らで、次のように述べた。
我が国の安全は、イマーム・ホメイニー閣下とイマーム・ハーメネイー閣下という、二人のイスラーム革命の偉大なる指導者の思想の賜である。それは強力な建築術によって、革命的で人民的、堅固でぐらつくことのない構造から生まれたものであり、数千万人のバスィージも、ここから誕生し発展したのである。
同氏はさらに、「われわれは何年も前に、安心感あふれる大いなる抑止力を手に入れた。今やわれわれの力の指標はすべてで、著しく強化されている」と付け加えた。
ジャアファリー氏は、覇権体制や抑圧諸国に対するイスラーム革命の抵抗が地域にもたらした影響を数え上げた上で、「イスラーム革命の力と抵抗は、シリアにおける覇権主義者の考えや彼らの戦略を失敗に終わらせた。イラクでも彼らから主導権を奪い、バーレーン革命を生き長らえさせ、イエメン革命にも新たな魂を吹き込んでいる」と語った。
同氏はその上で、「体制の力が外交の舞台に伝わったのも、これらの諸要素のお陰である。イスラーム革命の影響力やイスラーム共和国の国防・安全保障力を大きな支えとして、我が国の外交機関は抑圧的な列強の過大な要求に抵抗し、彼らの強圧的な主張から逃れることができたのである」と強調した。
同氏はさらに、「今日、我が国の交渉団の自信は、〔諸外国からも〕認められたこうした国防・安全保障力や人民力の重要性に由来するものであることに、疑いを差し挟む余地はない。それはムハンマド的純粋イスラームと、敬虔で革命的な我が人民の熱気あふれる信仰に源を発するものなのである」と指摘した。
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革命防衛隊総司令官は、外務省と外交責任者たちのさらなる成功を祈願した上で、「外交責任者たちは計算間違いを犯してはならない。イスラーム革命と数千人もの殉教者たちの血がもたらした成果を、あるがままに理解し、それに基づいて、抵抗の道を歩み続けて頂きたい」と言明した。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。