【ジャーメ・ジャム・オンライン】制裁が強化された場合、イランはさらに多くの遠心分離機を稼働させることになるだろうと、再度アメリカに警告した。
イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、外務省政治・国際安保局のハミード・バイーディーネジャード局長は〔‥‥〕、「我々が交渉のきわめて重要な局面にいることは確かだ」と述べ、〔‥‥〕交渉には重要で敏感な問題が複数存在すると強調した上で、「一方でイランにおけるウラン濃縮能力をめぐる問題、〔他方で〕イランに対する不当な制裁の解除に関する問題などが、この交渉のもっとも重要な問題である。これらの問題自身、詳細な法的、技術的問題を含んでいる」と語った。
バイーディーネジャード氏はさらに、次のように述べた。
今現在、イランとP5+1諸国は当然のように、包括合意を手に入れるべく努力しているが、しかしもしこれに関して合意が得られなかった場合は、当然双方はそれぞれ以前の立場に戻る可能性がある。
同氏はさらに、「イランは自らの国益に沿う形で、自国の核計画の拡充に復帰することが可能である」と付け加えた。
バイーディーネジャード氏は「無論、米議会の急進勢力が制裁の強化というアプローチに訴える可能性もある」と指摘した上で、「こうした状況は、イランと核交渉を行っている国のいずれも望んでいるようなものではない」と述べた。
同氏はまた、「さらなる制裁が〔米議会などで〕承認された場合、イランの核計画は継続され、さらなる数の遠心分離器が稼働することになるだろう。そのような場合、もし将来、彼らがイランとの交渉を再開したいと考えたとしても、その時点での技術的条件に則って、すなわち今以上の核能力、核技術を保有したイランと対話することにならざるを得なくなるだろう」と警告した。
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