40万人の兵士に携帯電話使用が解禁されるや、兵舎で電話を充電するコンセント不足が起こり始めた。充電室を建設するかが議論の的に…。
Askercell(兵士専用無料携帯電話サービス)実施が始まるのに伴い、兵役についている兵士らが任務時間外に携帯電話を使用することが解禁された。兵士らが話すことができる電話は、以前知らされているように、7つの番号に限られているが(訳註:国内モバイル5、固定及び海外2の番号)、トルコ国軍のこの一歩は兵士らに大いなる喜びをもたらした。トルコ国軍においては約40万の兵士が兵役についている。特に兵士訓練部隊の一つの兵舎には数十人もの兵士が寝起きしている。しかしこうした兵舎にはコンセントは一つあるかないかである。兵舎の一つのコンセントには、一般に停電の際に起動するように照明灯が差し込まれている。
ハベルチュルク紙のムラト・ギュルゲン記者の記事によると、携帯電話のためにすべての部隊にそれぞれ充電ステーションまたは充電室をつくることが検討されている。兵士が携帯電話を携えることは、紛失のリスクもともなう。携帯電話を充電のためにコンセントにさしている際に、紛失のリスクが生じる。このリスクをなくすために、たとえば武器庫当番や兵舎当番のように、一人の兵士が充電室当番につくことが検討されている。
■24万TL(約1152万円)の電気代
約一台の携帯電話は、一時間で4-5ワットの電力を消費する。すなわち一台の携帯電話の一年間の充電による消費電力は2キロワットである。電力のキロワットあたりの料金は30クルシュであるので、一台の電話に年間60クルシュの電気料金がかかることが明らかとなっている。40万人の兵士が携帯電話を充電すると、トルコ国軍の年間のコストは約24万TLとなる。
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翻訳者:安藤健太郎、市野太音
記事ID:37997