ハーメネイー最高指導者「制裁解除はイラン側の約束の履行に応じたものであってはならない」(1)

2015年06月24日付 Jam-e Jam 紙

 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨日夕方、ラマダーン月恒例の三権の長および体制高官との面会の中で、〔‥‥〕核交渉のあり方をめぐって決定的に重要な点を述べ、イラン側にとって譲ることのできない核のレッドラインについて詳細を明確に表明した上で、

アメリカはイランの原子力産業の破壊を望んでいる。これに対し、イランの全責任者はレッドラインを強く主張しつつ、よき合意、すなわち公平で公正かつ名誉ある、イランの国益と合致した合意を追い求めている。

 と強調した。

〔‥‥〕

「内発的であること」は孤立主義を意味しない

 イスラーム革命最高指導者は、抵抗経済というモデルはその他の一部の国でも実施されており、そこには肯定的な影響も認められていると強調した上で、「内発的であること」そして「内側に目を向けること」こそ、抵抗経済の要諦に他ならないとした上で、「この内発性は孤立主義を意味しない。そうではなく、『外にも目を向けつつ、内なる可能性や能力を頼りとすること』を意味するのである」と述べた。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、抵抗経済政策の作成は集合知と長期にわたる話し合いの成果だと強調した上で、「この政策の公告後、多くの経済専門家がそれを支持した。今や『抵抗経済』は国内で広く流通している経済論や経済辞典にも採り入れられている」と付け加えた。

 同師は、抵抗経済というモデルは、大国によって第三世界の国々に命じられた旧モデルに対抗するものであるとの見方を示し、「この旧きモデルは、『外に目を向けること』にその基礎を置いている。しかし抵抗経済というモデルは、進歩的なモデルであり、内なる可能性に依拠するものなのである」と指摘した。

つづく


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翻訳者:BU
記事ID:38110